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コミュニケーションにおける共有知識モデルについて、デザインの観点から考えていきます

よりよいコミュニケーションを目指して

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今月より、オルタネティブブログに参加させていただきます、長谷部と申します。

世の中には、わたしの分からない事がたくさんあります。
特に現代の情報化社会においては、洪水のごとく情報があふれ出ているがゆえに、
わたしの頭の中では収まりがつかず、覚える端から忘れていく有様です。

しかし、わたしの特技は「忘れる」ということ。忘れることができるので、常に頭の中は、
無能状態。このため、いろいろな情報を受け入れ、様々な発想が可能となります。
といいつつ、これら忘れた情報を思い出せるかどうかは、わたしにとって大きな問題です。

社会人になってから、IT業界に入るまで、設計(デザイン)業務を実践していました。
この中では、いろいろな方々の意見、環境条件、法規制を把握した上、
施主の意向に沿った設計をしなければなりません。

加えて、分かりやすい図面として表現、これを共通モデルとしてイメージすることにより、
施主・設計・施工の意思疎通がはかられ、合意・妥協の産物としての建物が完成する
わけです。人と人とのコミュニケーションにおいて、共通モデルをイメージすることは
大切なことだと思います。

検索エンジンに代表される現代の情報収集の手法は、数多くありますが、
いろいろな事柄を引っ張り出し、そのまま現象として「理解」したとしても、
それは、ただ単に自分自身が納得しただけのこと。いわゆる「鵜呑み」の延長であり、
他人に説明しようにも応用がきかず、結局はしどろもどろになってしまいます。

このブログでは、世の中の複雑なことを分かりやすく理解するため、
先のデザインの経験を生かしつつ、各種事象を独自の観点で捉え記載するとともに、
集約した図解および作成のポイントなどを掲載していく予定です。

この図を作成するにあたっての大敵は、自分自身の思い込み。その意味では、
読者の方々の独自の視点も参考としながら、作成していきたく思います。
皆様方の「分かり度」向上のお役に立てれば、幸甚に存じます。

(清兵衛:長谷部裕治)

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