期待値を超えるサービスは難しい。。。(レストラン編)
ちょっと、ためらいつつも、昨日の続きです。
東京に、「奇跡のレストラン」と呼ばれる
サービスがすばらしいレストランがあるのですが、
(これで、分かる人には分かってしまう。。。)
この絶賛されつづけた同レストランについて、
最近、複数の友人から不満の声を聞いています。
(私は、残念ながら、行く機会がないので、
偉そうなことをいえないのですが。。。)
不満の理由は、いくつかあって、
○ 確かに話に聞いていたようなすばらしいサービスだね。
(でも、「予想外」ではないから、ちょっと。。。)
○ かなり、プライベートまで踏み込んだサービスをしてくれる
のはうれしい。(たとえば、名前で呼んでくれたり)。
ただ、そんなことを強調されてもねぇ。。。
○ あと、本当にプライベートのときは、名前を
呼ばないで欲しい。。。(まあ、それなら、この店に行くなという
話ですが。)
ということのようです。
たぶん、このお店、すばらしいところなのだと思います。
ただ、このお店にとって難しいのは、
「期待値が上がってしまった」ことともに、
「サービスを可視化してしまったため、
当該サービスが予想外でなくなった」
ことにあるように思います。
たとえば、「名前で呼んでくれる」というサービスは、
一般的にうれしいと思いますが、それは、
「その店の常連として覚えていただいた」ことが大事なのであって、
「可視化=名前を呼ぶ行為そのもの」では、あまり、ないですよね。
更に言うと、おそらく、この店の店員さんは、ちゃんと上をいっていて、
心から喜んでもらおうと思い様々なサービスをしており、
別に形式的にやっているわけではないと思うのですが、
「予想外のサービス」がコンテンツとして期待されるのって、
かなり、ハードルが高いですよね。そうすると、「驚かせる」ことが
コンテンツになってしまい、本当に「お客様にとってよいこと」
を追求できなくなるおそれがあるかなぁと思っています。
(お客の状況によっては、「何もちょっかい出さないのが、
良いサービスというケースもありますよね。」)
だからこそ、可視化できないサービス、説明できないサービスの
ほうが、心を打つのではないかと。。。
まとまりないですが、最近、いろいろと考えさせられるので。