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自治体の経営評価

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今年の夏から、私は、大分県の企業局(水力発電を利用した電気事業、
工業用水事業を県営で行う部署です)の事業の
経営評価を行う委員会の委員を務めさせていただいています。

先日も、この委員会に参加をさせていただきましたが、
こういった自治体の「経営の透明化」に向けた自主的な
取り組みの姿は、とても、好感が持てます。
(数年前は、こういった審議会委員の先生のための
資料を作る側だったので、分かりやすい資料をまとめる
大変さも分かるので、すばらしいと思います。。。)

議論をしていて、気になったのは、自治体側が苦労するのは、
「専門度の高い事業について、どうやってコスト削減をしていくのか?」
「PLの管理は分かりやすいが、BSの管理(無駄な投資を減らしていく)
をどのように行っていくのか?」
の2点ですね。

ダム建設や、水道事業は、100年計画が必要な分野であり、
かつ、生活にも密着している話なので、安易に、
「このダムの改修は必要ないね」とはいえない一方、
無駄な投資がないかについては厳しくチェックしなければいけない。
これは、本当に大変です。

自治体さんと仕事をしていると、こういった二律背反がない、
「企業経営」の方がシンプルで楽なのではないかなぁと
思ったりもします。

当社の自治体向けITアドバイザー事業でも、こういった
現場の苦労(苦悩)を目の当たりにするので、何とか、
自治体現場に、本当に役に立つお手伝いをしていきたいと
考えています。

PS とは言いつつ、委員会の現場になると、血が騒ぐのか!?
 厳しいことを言ってしまうんですよね。。。すみません。

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