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モバイルユーザーは、アプリよりブラウザがお好き?

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eMarketers(元記事)から、「モバイルユーザーは、アプリよりブラウザを好む」というやや意外な調査結果が発表されたのでご紹介したい。

調査元はAdobe、日時は2010年10月13日、Keynote Systemsを利用して調査したものだ。ただし、この調査では調査対象者について詳細が記載されておらず、すべてがアプリをダウンロードできるスマートフォン利用者なのかどうかが不明なため、相対的な数字として捉えておいたほうが良さそうだ。
 

Chart1

まず、コンテンツごとに、ブラウザ派(黒)が多いのか、アプリ派(赤)が多いのかをあらわしたグラフ。製品レビューやブログ、スポーツ、ニュースといった読み物系はブラウザ派が多く、ゲームや音楽、SNSなどリッチコンテンツ系ないし交流系はアプリ派が多いようだ。
  

Chart2

さらにもう一つ、ショッピング系のさまざまな機能における、ブラウザ派とアプリ派の比率をあらわしたものがこのチャートだ。特定商品の調査、商品の比較、オンライン登録、商品レビューの閲覧などからはじまり、紹介されている12項目すべてでブラウザが上回っているのが意外な感じがする。

eMarketerでは、モバイルでは特化されたアプリこそ最高のコンテンツでショッピング体験を提供できるものと思っていたモバイルエキスパートを驚かせるだろうとしている。

一方、この記事を取り上げているThe Next Web(元記事)では、ウェブは共通のユーザーインターフェースを持ち、15年間の改良が続いてきた。それに対してアプリはひとつひとつが使い勝手が異なり、それを学ぶ必要がある点、ウェブが優位になった理由ではないかと推測している。
 
Chart3
 
参考まで、アプリにおける成長率ランキングをあらわしたチャートを掲載しておきたい。これを見るとOnline Retailも8位にランクイン、前年比91%で成長していることがわかる。

流入ルートの確保(アイコンを画面上におけるため)や、リッチコンテンツを提供しやすいといったアプリの利点はあるが、iPhoneとAndroidの互換性や検索容易性、Androidの機種依存性、将来的なHTML5への期待、このようなユーザーニーズを考えると、モバイルに最適化したウェブが見直される可能性が高くなりそうだ。
  
 




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