On Vox: MicrosoftがDanger社を買った...
米国の携帯業界で成功した端末といえば...
軽薄短小の世界を築いたMotorolaのマイクロタック
企業向けメール端末から携帯に進化したBlackberry
携帯網のインターネット化を狙うapple社のiPhone
など、いろいろあるが、Danger社が開発したSidekickも、成功した端末の一つにあげられるだろう。
スタイルや機能の流行すたりが激しい携帯業界で、いまだ人気を持っている。
これだけ息の長い端末も珍しい。 そのDanger社をマイクロソフトが買ったそうだ。
Microsoftのゲイツ会長は、一部の記者に対してZ-phone(Zuneの携帯電話版)は出さないと言ったらしい(未確認情報)が、たしかにZ-PhoneよりもSidekick+Windows Mobileを育てる方が良いかもしれない。
興味深いのは、Gooogle社との因縁だろう。
Danger社の創設者3人のひとりだったAndy Rubin氏は同社を去った。そしてAndroid社を設立、その後、Googleに買収されて、有名なAndoridプロジェクトを切り盛りしている。のこりの創設者(Matt Hershenson氏、Joe Britt氏)はDanger社に残りMicrosoftに買われた。
創設者たちは、MicrosoftとGoogleに、それぞれの道を歩んだわけだ。まあ、Microsoftは対Google戦略の一環でDanger社を買ったのか?と勘ぐりたくもなるが、それは考え過ぎかもしれない。
もちろん、進行中のヤフーに比べれば、Danger買収はマイクロソフトにとって、苦もない話だろうが、僕としては地味に、マイクロソフトのウィンドウズ・モバイルがDangerの技術陣によって進化してくれることを祈りたい。
小池良次(www.ryojikoike.com)
Originally posted on ryojikoike.vox.com