On Vox: CES2008から帰ってきました!
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先週、ラスベガスで開催されたCES(全米家電ショー)から帰ってきました。
今年の感想をいくつか
- 携帯電話: 日本や韓国勢の勢いが強く、米国勢の影が薄く感じられました。特にLG電子さんはすごいですね。端末の作り込みがどんどん進んでいて、要素技術の蓄積がどんどん増えています。欧州勢もまあまあ。たぶん、ソニー・エリクソンはCESではなく、4月のCTIA(全米携帯電話ショー)に焦点をあわせているのか?新機種はふたつのみでした。
- ホームネットワーク:米国勢~というか、ヤフーやグーグルなどネット系企業の存在感がなくなりました。インテルさんも、商品開発中で、今年は売り込む物が見えず苦しそう。逆に、大画面薄型パネル工場の大型投資(数千億円単位)を進める日韓メーカーは、やはり圧倒的な存在感です。あと、ケーブル・テレビ事業者がネットワークのオープン化(Tru2Way/OCAP規格)を進めた影響が大きい。マイクロソフト、TiVo(米DVR最大手)、家電各社は同規格に対応すれば問題ないので、一斉にホームネットワーク製品の充実に走り始めそうな予感。
- 通信技術:pre802.11n(まだ、正式に規格は出ていません)の応用製品が増えましたね。花形はHDテレビ対応ネットワークですね。電力線ネットワーク(PLC)もポピュラーになり、MoCAもがんばってます。あと、Wireless HDコンソーシアム(すごいフェーズドアレーアンテナです)の話も注目を浴びました。WiMAXは、昨年と同じ...というか「盛り上がらなかった」ですね。
- その他:初日、ワーナーブラザーズがブルーレィ陣営に絞る話がでて、東芝を中心とするHD-DVD陣営はすっかり冷え込んでしましました。その他、今年もアクセサリーがたくさん展示されましたね。
と言う感じで、詳しくは日経ウェブに掲載された小生の 特集記事 を見てください。
小池良次 ( www.ryojikoike.com )
Originally posted on ryojikoike.vox.com
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