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人類進化の軌跡

コロナ禍で世界はどうなる?疫病の歴史と複合災害

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先日の続きだが、新型コロナで未来に何が起きるかを予想するのに参考になるのが歴史である。今回は過去何があったのかふり返ってみたい。

人類はずっと疫病と戦い続けてきた。病原体は40億年前からあり、人類よりはるか昔から存在する。

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紀元前14世紀には古代エジプト王朝のツタンカーメン王がマラリアにかかり死亡し、前12世紀にはラムセス5世が天然痘にかかり死亡。198年~220年には建安の疫病(腸チフス)が流行り、8世紀には天平の疫病で天然痘が流行し、感染症対策で奈良の大仏が建てられた。1321年にはイタリア文学最大の詩人でルネサンス文化の先駆者と言われているダンテが「新曲」を書いた直後にマラリアで死亡している。

14世紀のヨーロッパ、そして世界を恐怖のどん底にたたきつけたペスト(黒死病)は人口の3分の1の命を奪ったと言われている。

それが後に「宗教改革」と「ルネサンス」につながる。つまり自己への探求と芸術・科学の解放がレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ、そして後にアイザック・ニュートンなどを生んだともいえる。疫病というピンチの後に大きな成長があったのだ。

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1492年にはコロンブスが新大陸発見と同時にヨーロッパには梅毒が持ち込まれた。1533年にはインカ帝国にスペイン人がもたらした天然痘が広がり、滅亡したといわれている。日本ではあの独眼竜、伊達政宗が右目を失ったのも天然痘の後遺症である。

1918年から流行した世界人口の約3分の1にあたる5億人が感染したスペイン風邪が原因で第一次世界大戦が終了した。そのうち2,000万~4,500万人が命を落とした。スペイン風邪は第二波は10倍の致死率となり最終的に第三波まで続いている。その後、1923年9月1日に関東大震災が起きた。地震の死者は105,385人、全潰全焼流出家屋293,387に上った。

疫病への政府の対応への不満により政治不信が続いていたことにより人々は強いリーダーを求めるようになり、ムッソリーニ、ヒットラー、スターリンなどが選ばれ独裁者の出現で第二次世界大戦へ向かった。f93183c0-c84e-4540-9617-0f768cc1b635-Seattle_police_flu_2.jpg

今回もスペイン風邪の時と同様に近々巨大地震や国家間の武力衝突が起きる可能性が高い。つまり複合災害である。

特に天文学的には、昨年からの惑星の接近と火山活動が関東大震災の時と非常に似ていることが気になる。仮に重力の引きが地球を横に膨張させ地震に何等かのトリガーを与えていたのであれば、今回も似たような現象が起きても不思議ではない。6月18日のニュージラーンドM7.4の地震→6月21日インドネシアムラピ山噴火と時計回りの順番に地震や火山が起きている。過去にさかのぼって、なぜかバヌアツで震度6以上の地震が起きると日本でも発生しているという「バヌアツの法則」というのもある。年内には日本のどこかで巨大地震が発生する可能性も高い。

▽世界地震モニター(Jumbo Seismic Monitor
https://ds.iris.edu/seismon/bigmap/index.phtml

20170113194834.png地震などの複合災害が出た際に一番気を付けなければならないのが3蜜である。そして火災。人々が災害に普段から備えておけば被害を最小限に食い止めることができる。日頃から風呂に水をためておいたり、目線より高い位置にある家具は壁に固定しておきたい。

新型コロナウィルスに関しては過去歴史に登場した数々のウィルス同様、人類と共存し続ける可能性が高い。一部の感染者には体調不良や突然死など何らかの影響は出る。ワクチンは年末に開発される可能性もあるが、既存のアビガン、レムデシビルの薬の副作用が出始める可能性もある。

▽【日本へ連動するか?】NZでM7 4の大地震が発生!ケルマディック諸島付近で大地震が起こると、短期間で日本に繋がるケースが多い。

https://youtu.be/ikVsSNxPbKg

パート3に続く。。。。。。。

前回。。。パート1
https://blogs.itmedia.co.jp/ryo/2020/06/post_7.html

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