一人企業の事業ポートフォリオ
本当に久々の更新です・・・すみません。
以前もブログで数ヶ月穴を空けてしまったことがあるのですが、継続的にブログを更新されている方には本当に頭が下がります。
自分の場合は性格的な問題かと思いますが・・・
さてさて、気を取り直して久々の今回は我々独立請負人の事業ポートフォリオのお話です。もっと直接な言い方をすると、クライアントポートフォリオといえば良いでしょうか。
先月半ば、諸般の事情で私のメインクライアントの契約が先方都合で急に終了となりました。契約書面で1ヶ月分の請求保証をきちんと書いていたお陰で今月の入金はありましたが、次のメインクライアントを探さなければなりません。
インディペンデント・コントラクターによって契約するクライアントの構成は様々で、中には専属一社のみの契約で仕事をされている方(あるWebによると、1社依存の独立請負人ということで、Dependent Contractorというそうですが・・・本当だろうか)もいらっしゃいますが、業務委託で仕事をしている以上クライアントの状況変化によって真っ先に切られるのは我々業務委託で仕事をしている人間なので、自分はそのような場合のリスクヘッジが効くクライアントポートフォリオを組んでおくべきだと考えています。ここらあたりは、一人事業主、一人企業といえど、普通の会社と考え方は一緒で、複数の事業の柱、複数のキャッシュの流れは持っておくべきでしょう。あたりまえと言えばあたりまえなのかもしれませんが。
自分も独立1年目は1社依存の状態がしばらく続きましたが、その時の目標は3社でリスクヘッジの効くクライアントポートフォリオを早期に組むことで、1年半後にやっと理想の体制を組むことができました。打ち明けた話をすると、現状自分は契約が終了したメインクライアントを除くと4社と契約があり、そのうちコンスタントに毎月お金が入ってくるのが2社、3ヶ月に1回入金があるのが1社、発生ベースで請求できるのがもう1社という構成です。
幸いなことに新規の案件のお話がいくつか進んでいて、来月頭までに新しいクライアントが決まりそうです。ただ、あまりにクライアント数が増えると、仕事へのコミットがどっち付かずになってしまい、今度はサービス品質が悪くなるのでバランシングも大事です。複数のクライアントからの売り上げが平均してほぼ一緒という組み方もありますが、自分の経験ではメインクライアントが1社、他に3社契約してその金額がメインクライアントと同じか8割くらいになれば理想かなと考えています。一方で、理想的なポートフォリオをすぐに組み直せるようにするためには、ポートフォリオがうまく回っている時にも細々でいいので営業活動を続けておくべきだと思います。ICの方の中には営業活動が苦手な方もいらっしゃるのですが、人脈を広げたりコンスタントにビジネスフレンドと情報交換をしているだけでも、チャンスは広がります。