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ソフトウェアは私たちに幸福をもたらすことができるのか

今度の「ユーザーシンポジウム」は聴き逃せない (1)

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 IT業界では、毎年10月~12月にかけてさまざまなイベントが催されます。その多くがいわゆるITベンダー主催やITベンダーのメッセージを主としたセミナーですが、私が直接関わっているイベントで、ベンダー主導ではない面白いセミナーを企画しており、多くの方に役立つと思いますので紹介させてもらいます。

 それは、12月14日(水)午後に品川で開催されるXMLコンソーシアム主催の「ユーザーシンポジウム」というセミナーです。(XMLコンソーシアムは、XMLの普及啓発を目的とした団体で、国内のITベンダー企業を中心に約200社の会員会社で構成される非営利団体) XMLコンソーシアムのセミナーは、ITベンダーが新しい技術を紹介したり事例を紹介したりと、いわゆる「ベンダーメッセージ」が多いのですが、このユーザーシンポジウムは「ベンダー発表禁止」として、ユーザーが直接生の声で語ってもらうことを趣旨として昨年から開始しています。この内容が好評で、今回は既に第4回目となります。

 今回は、ブログ、RSS、Ajaxなどの新技術や、最近JISに制定されたXBRLなどの新標準などのXMLの新しい潮流に、企業情報システムとしてどのように付き合うのかといったことをテーマにしての開催となります。

 今回、テーマ講演の講師の一人としてお招きするのが、ネット上の旅行代理店として急成長中の「e-旅ネット」の石井社長。ともすると、「中抜き」で、その存在価値に疑問符をつけられる旅行代理業ですが、「e-旅ネット」では、ブログとSNSをうまくビジネスに組み込んで、ユニークな価値を出しています。例えば、ブログは単に「社長ブログ」や「PRブログ」といったものではなく、旅行の「パートナー」(特定の地域やテーマのエキスパート案内人)のブログを、その「パートナー」の個性を出した営業活動への組み込むことに成功しています。初めて見せていただいたときは、私もうなりました。

 14日の講演では、ブログやSNSの旅行代理業への実活用だけでなく、サイトの表からは見ることのできない運営側の仕組みまで、実際のシステムを使って見せていただく予定です。

 IT Mediaをはじめ、メディア後援各誌(?)のメルマガ読者は、事前登録(メール)によって無料で聴講できますので、是非この機会をお見逃しなく。

(つづく)

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