7歳の誕生日:100年持つ会社はどうしたら作れるのか?
私的な事情で更新が滞っており申し訳ありません。といいつつ、今日は私にとって記念日ですので、一言(笑)。
実は、今日はインフォテリアの7歳の誕生日です。1998年9月1日、インフォテリアは、沼部にある6畳一間のアパートで産声をあげました。この写真は、その当日に撮ったものです(あまり今と比べないように(笑)) 設立からしばらくは、私はリクルートの時に必ず「1年後には会社が無いかもしれないが、来てもらえないか」と言っていました。もちろん、1年でつぶす気はありませんでしたが、資本金1,000万円なんてあっという間になくなるわけで、1年後が確実ではないのは確かだし、そのくらいの覚悟で来て欲しいという意味で言っていました。
1歳の誕生日は、碑文谷の小さなオフィスで迎えることができました。1年持つかどうかすれわからない状況で、その状況を受け入れて応えてくれたメンバーと一緒に、1歳の誕生日を迎えたのは本当に感慨深いことでした。この日からも既に6年。
正直に言って、創業日も1歳の誕生日もついこないだのように感じられます。ホントにあれから7年も経っているのか?7年も使った意味のあることをやっているのか?存在価値はあったのか?しかし、考えると、これまでの存在価値も、これからどれだけの価値を出していけるのかということにかかっているということに気がつきます。誕生日だからこそ、これまでを振り返るのでなく、これからどうしていくかを考えたい。より多くの価値を出し、毎年9月1日には前の年より大きな夢を見て、メンバーと共有していきたいものです。
「1年持つかわからない」と言っていた自分も、いまや「100年持つ会社にしたい」と考えています。100年持つ会社はどうしたら作れるのでしょうか?私が創業したときのバイブルのひとつにBuilt To Last(和名:ビジョナリーカンパニー)という本がありますが、これとて研究結果であり方法論ではありません。実際、「方法論は後付けだ」と信じているので探そうとはしていなくて、どうすればそうできるのかを最近は真剣に考えています。インフォテリアの100歳の誕生日は自分自身で祝えない(135歳!)でしょうが、世界中の人で100歳を祝えるそんな未来を夢見ています。