ひとり仕事のあるある:家編
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個人で仕事をしていると、いろいろな誘惑や思いがけない事態が発生します。
特に危険なのは家。
「忙しいのに、つい「24 -TWENTY FOUR-」 を観はじめてしまった」
というのは最悪のケースです。残りの物語が待っていますから。
先日、その「24」の罠にはまった人事コンサルタントの宮本さんを中心に、インディペンデント・コントラクター(独立業務請負人:IC)協会の懇親会で「ひとり仕事のあるある」について盛り上がりました。
IC協会には、ビジネスコンサルタントやシステム系のプロジェクトマネージャー、研修講師など、フリーエージェント的な働き方をする人が集まっています。多くが組織に属さず、社員も抱えていないため、自宅を仕事場にしているケースや、事務所はあるけれども状況に応じて家で仕事をしています。
家では、不可抗力の事態も発生します。
「オンラインの会議中に宅急便が来て会議が中断、その言い訳に困った」
というのは、インドのプロジェクトメンバーとのやりとりが多い、ITコンサルタントの藤井さん。電話の場合は折り返し連絡しようと判断できますが、宅急便は人が玄関の所までわざわざ来ているかと思うと、反射的に対応せずにはいられません。
ちなみに私の場合、skypeで東京ー名古屋のプロジェクトメンバーとセミナーの打ち合せを夕方していたら、画面に映る自宅で仕事をしていた一人がいつのまにかワインを片手に話をしていたことがありました。メンバーからは「なんか優雅でいいな」とのコメント。
つくば市のエンジニアの小林さんは、
「会社勤務の人とは違う独特の生活リズムができてしまうこと」
例えば、小林さんの食事時間は、朝食5:00 昼食11:00 夕食16:00と、かなり前倒しになっているそうです。
企業の採用関係のコンサルティングを行う岩松さんも、起業した当初はよく、夜中に目が覚めて何気なくメールを確認した後、メールの返信や資料作成など、仕事をはじめてしまうことがあった、と話していました。
私も、夕食後に仕事しようと思っていたけれども、子どもを寝かしつけて一緒に10時前に寝てしまい、5時ごろ起きて仕事をスタートすることもあります。そして夕方眠くなって、国内時差ぼけ状態のこともしばしば。
社会保険労務士の田代さんは、家で仕事をすると、
「妻に用事を頼まれてしまう」
「眠くなって集中できない」(昼寝してしまう)
確かに、自宅にいると家の人は仕事と休みの判断がつきにくく、その上昼寝までしていたら、買い物のひとつでも頼みたくなってしまうのもわかります。このため、田代さんは基本的には平日と土曜はオフィスで仕事をして、日曜は家で家族と過ごす日に決めているそうです。
時間が自由に使える分、自己管理が重要な個人での起業、インディペンデントな働き方ですが、ちょっとした誘惑や世間とのズレも、案外楽しく、息抜きになるのでした。
(opnlab 小林利恵子)
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