オルタナティブ・ブログ > 路の上で >

日頃考えていることをぽちぽち書きます。

iTunes Match不調でiPhone Xをまっさらに

»

一ヶ月は順調だったiPhone Xは、12月2日にiOS 11.2に更新した後、翌12月3日の12時前を最後にiTunes Matchの曲等が入らなくなりました。気づいたのは12月5日の午後。他のiCloudの連携は取れています。

試しにiTunesをサインアウト/サインインしたところ、ダウンロード済みの曲以外、プレイリスト含めて全て無くなりました。MacのiTunesから「iCloudミュージックライブラリをアップデート」しても変化なし。もはや自分でできることがないので、Appleのサポートと1時間以上電話していましたが、同レベルのことしかできず、その日は改善せず。僕の都合もあり、12月9日土曜日に再度連絡をもらうことになりました。

12月9日、連絡が来る前にiPhone Xを初期化・復元してみました。すると、一度はiTunes Matchの情報が反映されました。その後にAppleから連絡があり、もはやできることは、iPhoneの初期化のみ(復元しない)、とのこと。サーバー側のデータは問題ないそうです。サポートの人は、データはiCloudから、と軽くおっしゃいましたが、全てのアプリがiCloudにデータを置いているわけもなく、簡単にできることではありません。後ほど触れますが、強いクレームと要望を返しました。サポートの方は真摯に対応してくれていますが、Appleとしてのサポートの限界が早すぎます。

さて、電話終了後、もう一度確認すると、もうiTunes Matchの情報は反映されませんでした。iOS 11.2にしたら、どうやら一回しかできない状態になってしまっているようです。仕方ないので、iPhoneを初期化し、一つずつ情報を戻していくことにし、この週末のほとんどが潰れてしまいました。土曜日の15時くらいからやりだして、17時頃には暫定的に使えるようにして、その後は適宜その他の用事を済ませながら、ほぼ終了したのが翌日曜日の17時頃。多くのアプリはiCloudやその他にデータがあるのでIDさえわかれば簡単でしたが、いくつかは有料でバックアップしたり、手作業でデータをバックアップ/リストアしたり。全くダメと思って諦めていたAppleヘルスケアのデータが残ったのは意外でした。こう書くと簡単に見えますが、戻したアプリは153。MacのiTunesで操作できたならばもう少し簡単だったでしょうが、もはやiPhoneからしかできず、数倍はある購入済みアプリや検索結果から探し出すことと、一つずつ設定していくのがとても面倒でした。僕は音楽はiTunes Match、写真はiCloudなので、これらのバックアップは不要です。今回は次のように進めました。

  • iPhoneのホーム画面やファルダのキャプチャを取りながら、アプリ一つずつのデータの復旧方法を確認。必要に応じてバックアップ
  • iPhoneを初期化
  • ミュージックが期待通りに動いていることを確認
  • その他のiPhoneの設定を戻す
  • ひたすらID/パスワード入力になるので、まず1Passwordを復旧
  • アプリを一つずつダウンロードし、ID等を設定してデータを戻す。アプリ分繰り返し

iPhone自身やアプリの細かな設定は記録に残していません。そのため、細かな問題に気づくのはこれからです。

Appleサポートに要望したのは、いきなり初期化ではなく、何らかの調査・復旧する仕組みを用意すること。PCならばアプリ毎にデータを復旧することも可能ですが、iPhoneでは一切できません。初期化は最後の手段ですから、なおさら何らかの手段を用意して欲しいところ。

ところで、今回のことで、2007年10月に初代iPod touchを購入して以来、綿々と引き継がれてきたはずの設定やデータが途切れました。気持ちがなんとなくスッキリ。

(12/12追記)12/11に再発し、12/12にAppleサポートと長電話した結果、多発しているらしいことがわかりました。Apple預かりです。

Comment(0)