Apple WWDC 2016 Keynoteを見て
見たと言っても僕が直接参加するはずもなく、録画です。個々の内容は既に色々報告されているので、この場は僕の感想です。
事前にApp Storeでの経費配分の変更を発表したくらいで、慌ただしい2時間でした。いつの間にやらAppleは4つのプラットフォームを持つようになり、最大に時間を使ったのはiOS。「The biggest iOS release ever」と言っていましたが、前にも同じような表現を聞いたような感じ。改善されていることは間違いありませんが、全体的に小粒。次期iPhoneもAppleは自信があるようですが、同じようなギャップがあるかもしれないと思うと心配です。iOSのパートの最後に表示された機能改善の一覧、Camera sensor data、Wide color、RAW photo editing、Maps extensionsが気になりました。ますますMacに近づいていく。
さて、最初はwatchOSでした。ちょこちょこ使い勝手が改善され、速度も速くなっているそうです。僕はここ数ヶ月Apple Watchを使っていませんが、リリースされたら試したい。ただ、僕の最大の壁は、毎日充電が必要なことですから、ソフトの更新だけでは難しい。
次はtvOSでしたが、HomeKitのハブになることが気になるくらい。いつになったら我が家で使いこなせるかな?
macOSは事前の噂通り、ネーミング変更というか、昔にほぼ戻りました。Craig Federighiの発表はジョークが面白いのですが、今回は時間が限られるためか抑え気味。それでも他の発表者と違う雰囲気は、ぜひ真似したい。
Keynoteの最後にTim Cook自身が発表したSwift Playgrounds。iPadでグラフィカルにSwiftやiOSを学べ、実際の開発のテンプレートもあるなど、XcodeのPlaygroundを超えています。今回の発表の中で、最も気になりました。これだけではAppleのビジネスにはなりませんが、環境作りとして重要なのは間違いありません。
そして、Appleがプライバシー確保と利用を両立するために採用したDifferential privacy。これ自体は理論のようで、Appleがどう実装するのか今はわかりません。まずはもう少し理論を勉強して出直したいと思います。