Bentoの終了、そして移行
FileMaker社の個人向けデータベースアプリ、「Bento」の販売が9月30日に終了しました。
FileMaker、パーソナルデータベース「Bento」の提供を終了へ
FileMaker stopped offering Bento Sept. 30, 2013
同時に、同社は20名のレイオフを実施しているようです。(AppleInsiderの記事)
今のMacでアプリ無くて困ることはあまりありませんが、大きな課題はデータベースアプリ。Bentoが無くなってしまったので、データベースアプリにさらに減ってしまいました。
同社にはより機能の高く歴史も長いFileMaker Proがあります。僕も元々はそれを使用していましたが、機能のほとんどを使っておらず、Bentoがちょうど良いので切り替えました。今回、Bentoユーザーには、特別オファーが提示されていますが、僕にはFileMaker Proはオーバーですし、価格も高すぎるので、他をしぶとく探しました。すると、App Storeで販売されているTap Forms Databaseというアプリがありました。
さっそく、Tap Forms Databaseに移行してみます。ほとんどのデータ本体はCSVで移行できましたが、なぜか特定のデータベースのみは途中の行までしか読み込みません。CSVを直接開いて読み込めた次の行のダブルクォートを追加すると読めるようになったりして、試行錯誤しながらもデータ本体は移行できました。Bentoに登録していた画像は、Tap Formsのblogで腕力的な移行方法が紹介されていましたが、あまり楽そうではなかったので、手作業で移行。
使った感想としては、データベースの最初の読み込みに時間がかかること以外は、問題無し。iOS版ともiCloud経由で同期できます。今度こそしばらく使い続けたいものです。
それにしても、Apple関係でのネーミング「Bento」は不吉かも(FileMaker社はAppleの100%子会社)。古くはOpenDocのファイルフォーマットとして、そして今回のパーソナルデータベース。どちらも弁当からのネーミングですが、短期間で消えてしまった...