新しいiPhoneとiOS 7

毎年恒例となったこの時期、事前の噂通りのiPhoneが発表されました。

まず、iPhone 5cについて。
変なのは、勝手にiPhone 5cが大幅に安いことを期待して、そうでないことを非難する人がいること。Appleは決して利益率の低い商品を売る会社じゃないでしょう。Appleのビデオを見るとわかりますが、プラスチック筐体の製造も手間がかかっています。単なる廉価版ではない美しい筐体です。

次に、iPhone 5sについて。
もっとも興味深かったのは、M7 motion coprocessor。
僕の知る限り、事前の噂に無かったはず。バッテリーを不必要に消費せず、モーションデータを効率よく処理できるとか。
僕はARGUSで歩数を記録したりしているので、とても気になります。iPhone 5でこれらのアプリを稼働させると、バッテリーが一日もつかどうかギリギリですから。次の噂になっているiWatch?にも使われるのかもしれませんね。
ハードウェア仕様はおそらく公開されませんが、これを使用するためのCore Motion frameworkはiOS 7の公開と同時にNDA外になるはずなので、次の機会にでも紹介します。このように応用を意識したハードウェアやソフトウェアを提供するのが、Appleらしさ。
A7が64bitになったのにも驚きました。スマートフォンはPCの何倍ものスピードで変化していますね。
カメラの進歩も好ましいですし、僕はiPhone 5sを入手するつもりです。でも、今回事前予約は無いですし、いつ入手できるでしょうか。

ところで、iPhone 5c/5sはLTE対応で4仕様に分かれています。今のところ、SIMフリーとして売られる予定は、Sprintをのぞく北米仕様(A1532/A1533)、ヨーロッパ仕様(A1507/A1457)およびアジアパシフィック仕様(A1529/A1530)であり、日本向け(A1456/A1453)ではありません。並行輸入を検討している人はご注意を。