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Appleの変化の過程だろうか?

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日本時間の4月24日、Appleが2013会計年度第二四半期決算を発表しました。
1年前と比較した利益額が10年ぶりに落ちたそうですが、驚いたのは、一部マスコミの報道。NHKが朝のニュースで結構長い時間を使って、Samsungと比較したり。Appleの衰退の始まり、とか言いたいのかもしれませんが、それならばもっと前に始まっているはず。去年のひどいMapsとか、多くのユーザーの期待を裏切ったFinal Cut Pro Xだって、その経過かもしれないし。淡々と事実を伝えるだけならばともかく、誰もがわかることや入手できることを表面的な洞察で伝えるのでなく、他が気づかないことを分析して伝えてほしい。マスコミとしての存在価値が無くなりますよ。

さて、その他のまともな記事を見ていて、今日深いと思ったことをあげます。
四半期での売り上げ台数、iPhone 3740万台、iPad 1950万台、Mac 400万台、iPod 560万台(半分以上はiPod touch)。iPad miniの効果か、iPadの売り上げが大幅に伸びてます。
iPad miniがマージンを下げている。まあ、安い商品を出せばそうなるでしょう。
現金で1兆4470億ドル保有。どんだけ持っているのだか。Facebookの時価総額ですら、620億ドルらしいです。
(株価が落ちていることに対して)最重要目標は革新的な製品を創り出すことだ。
Appleは短期的な損失より、長期的な成功に重きを置く。
かっこいい言い方ですね。でも、株価が落ちて来た今はこれだけではすまないのでは? (だから自社株買いや配当)
iCloudユーザーは3億人以上。そのせいですかね、最近落ちることが以前より多いのは。

ずっと成長し続けることはありえないし、僕としてはAppleが健全な会社として存続し、素晴らしい製品を出し続ける程度の利益を上げて行くことを望んでいます。とりあえずは、今のAppleの成功の端緒となったiTunes Store 10周年おめでとう。そして、今年の秋と来年のAmazing productsを楽しみにしますか。

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