Flash Playerを使わないで生きて行けるか?
この1年弱のAdobe社の行動によって、すっかり同社が嫌いになってしまいました。それまではずっと好きなソフト会社のひとつだったのに。
同社の製品、特に旧Macromedia社の製品には不具合が多い印象が有ります。Flash Playerは、ソフトの規模に比較して深刻な不具合が多いだけでなく、Flash Cookieと呼ばれるセキュリティ上の懸念もあります。この記事、ユーザーが制御できない「秘密cookie」、半数強のサイトが利用をどうぞ。また、Adobe社のドキュメントでも、潜在的なプライバシーの問題として説明されています。
と言うことで、Flash Player無しの状態を一週間経験してみました。Adobe社のWebにアンインストール方法が出ていて、簡単です。
ご存知のように、iOS機器はFlashに対応していません。そのため、WebページもFlashなしに対応しているのが多いと想定され、あまり問題は無いだろうと思っておりました。事実、ほとんど大丈夫だったのですが、次のように致命的に不便な場面が有りました。
Googleストリートビューが使えない
これは事前にわかっていましたが。
MotoGPの動画が見れない
MotoGPとはバイクレースの最高峰で、有料でリアルタイムのレース動画等を提供しています。
iPadでは見れるので気楽にかまえていたところ、Flash Playerを外したMacでは見れませんでした...
YouTube等のビデオを見れない
これ自体は予想通りでしたが、想像以上にいろいろなサイトから引用されていて、がっかりすることになりました。
例えばこの記事、Video of Apple CEO Tim Cook at D10 now availableは、その名の通りビデオを参照していて全滅です。
結論: PCもしくはMacではFlash Playerは必要である。
諦めてインストールし直しました。
DreamweaverやPhotoshop等のアプリケーションは他社製品に切り替えつつ有るのですが、Flash Playerは互換ソフトでもない限り、やめるのは無理そうです。