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NTTドコモ: 災害用音声お届けサービスの疑問

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2月23日にNTTドコモが新たな災害対策の取り組み状況についてを発表しました。ほとんどは立派な施策です。
しかし、災害用音声お届けサービスは、災害時にトラフィックをわざわざ増やす試みであり、大いに疑問が有ります。
確かに音声回線のトラフィックは減らせるでしょう。でも、緊急時なのだから、もっと効率的にデータ回線を使うべきでしょう。連絡は災害用伝言板で十分で、楽に使えるアプリを提供すれば良いのでは。余談ですが、今の同伝言板は無線LANからは使えず、緊急時に意味ない制約と思います。
話を災害用音声お届けサービスに戻すと、同じ疑問を持った記者がいたようで、ITmediaの記事によると、回答は「『絶対』とは言えないが、東日本大震災の実績などから音声通話のような規制はかかりにくいと思う。リアルタイムの音声通話と異なり、音声を1度預かる形式のため、利用が集中してもサービスの中断にはつながりにくい」だそうです。緊張感に欠けています。表面的に便利にして本質を忘れるあたり、昨年のSPモードの不具合要因と同じです。以前は知りませんが、最近のNTTドコモ、重要なインフラであるのにも関わらず、軽率な行動が見受けられます。

ところで、本件はNHKのニュースで知りました。NTTドコモの発表をそのまま流していて、まるで広告。当事者の発表を伝えるだけでは、報道ではないですよね。

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