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Adobe Creative Suiteのアップグレードポリシー変更

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iPhone 4S発売当たりからバタバタしていたのですが、やっと落ち着いてきてXcodeの勉強を再開しました。
今回はその話のつもりでしたが、Adobeからびっくりする連絡が届いたので、予定を変更。

届いたのは、次期バージョンからのアップグレードポリシー変更についてです。以下個人的な感想を書きます。
僕は使用しているAdobe製品は、Dreamweaver、Photoshop、Illustratorです。Illustratorは最近ですが、DreamweaverもPhotoshopも古くから使用しています。
以前は有意義なバージョンアップでしたが、Creative Suite (CS)を名乗り出したあたりから、バージョンアップ間隔が短くなるとともに、僕には意味の少ない機能追加ばかりの状態になりました。そのため、バージョンアップは最低限に抑えており、今使用しているCS3から、次に出るはずのCS6にアップグレードするつもりでした。
ところが、今回の変更により、アップグレードは直前3バージョンから1バージョンに変更になるそうです。対象外の製品の場合は、通常製品を購入するか、新たに始まるサブスクリプション(Adobe Creative Cloud)を選択することになります。後者のCreative Cloud、最新の全CS製品を使えるそうですが、月額5,000円もします。
年間60,000円... 僕には考えられません。

先に書いたように、ここのところの同社の無意味なアップグレードに疑問を感じて、更新を最低限に抑えていました。そのようなユーザーが多いのか、今回の変更はユーザーから着実に金を搾り取ることが目的としか思えません。
同社のアップグレードは期間が短いだけでなく、旧バージョンに細かな不具合を残したまま放置です。Flash Playerもプログラムの規模からすると信じられないほど不具合が多いですし、今回の変更で同社をすっかり嫌いになりました。
この機会に全部やめたいところですが、今のところ、Dreamweaverに替わる製品だけは見つかっていません。

今回の同社の方針変更は、古いユーザーほどダメージが大きい。まともな会社ならやらないことですから、それなりに考えて金を落としてくれるユーザーを優先することにしたのでしょう。しかし、新しい商品・サービスで収益を切り開いて行くのではなく、安易な手段に走った同社の将来に大きな不安を覚えます。8日にはいろいろな方針変更やリストラクチャリングも発表していますが、危うさを感じますね。

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