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2007年1月 Macworld Expo

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今さらながら、Appleの古いPodcastでiPhoneが発表された2007年1月のMacworld Expoのキーノートを見ました。
改めて、5年足らずとはいえ、大きな変化に驚きます。そもそも、Macworld ExpoにAppleが参加しなくなってしまいましたし。

Jobsは電話を再発明するとして、iPhoneを発表。他社より5年は先を行っていると言いましたが、スマートフォンとしての機能は数年で追いつかれてしまいました(iPod機能や、細かな使い勝手はまだ長があるように思いますが)。
当時はApple取締役であったEric Schmidtが登壇しました。その後のAndroidを考えると、彼がApple取締役であったのは不自然。Yahoo!のJerry Yangも登壇。今の凋落が悲しい。
価格は2年契約で、4GB $499から。今となっては信じられない容量です。
この時は、まだApple提供アプリのみ。当初はGoogle他の限られた会社のみにアプリ開発を求める予定だったと聞きます。ユーザーの意見を聞かずにそのままであれば、その後のiPhoneの隆盛は無かったでしょう。
2008年には携帯電話のシェア1%を取りたいと言っていましたが、十分に達成したのではないでしょうか。

最後に会社名をApple Computer, Inc.からApple Inc.に変更すると発表して終了。
Jobsは元気一杯でした。
この時に言っていたことは、iPhone 4S/iOS 5でおおよそ完成したように思います。
この5年間、Mac含めてPCの進歩は緩やかでしたが、iPhoneが出たことによるスマートフォンの進化は激しかったものがあります。まさに市場を活性化させた商品と言えるでしょう。一方、初代Apple TVは、同じMacworld Expoで発売開始が宣言されましたが、未だこの市場は立ち上がっていません。違いは何でしょうね。

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