【ふと思った】地域ネコの世話も大変だなぁ、、、
「地域ネコ」という言葉が広まって久しい今日このごろですが、今朝、こんな場面に遭遇したのでちょっと書かせていただきます。
近所の、神社の前のアパートの2階に若いお兄ちゃんが住んでいます。
そして、この神社のまわりには野良猫が多い。
お兄ちゃんは帰ってくると猫たちを家の中に入れてやり、エサを与えているらしく、いつしか猫たちはお兄さんの部屋の、ドアの前にたむろするようになりました。
いわゆる地域ネコから一歩エスカレートしてしまった感じでしょうか。
アパートのオーナーさんからすれば、猫が集まって臭い糞でもされたら面倒ですし、もし他の住人の方からクレームが来たら厄介な状況だと思われます。
わたくしも猫や犬がいたらエサをあげたくなってしまう人間ですので、お兄ちゃんの気持ちはよくわかるのですが、ちょっとやり過ぎだろうという思いもあります。複雑です。
ただ、今朝見た風景で、ちょっとだけ意識が変わりました。
朝なので家々の前にはゴミが出されており、収集車を待っています。
その間、カラスや野良猫がゴミを取っ散らかす問題は、どこの地域にもあるはずです。
今朝はお兄さん、家から出て出勤?に歩き出した直後に、近くの家の軒先にしゃがんだと思ったら、次の瞬間、黒猫を抱き上げて自分の家のほうへ全速力で走って行きます。
そして家の中からエサを持ってきて猫にあげていました。
なんとなく察しました。
自分が可愛がっている地域ネコが、他の家のゴミを漁ろうとしていたのを見つけて、「これはいかん!」と思ったのでしょう。
だったらちゃんとエサをやるからこちらを食べろと。
猫ですから、毎晩きっちりお兄ちゃんの家に来るわけではないでしょう。エサを貰い損ねて、腹を空かせて朝を迎えた子もいるはずです。
ただ、それでゴミを漁っては、保健所に通報されかねない。
そしてエサをやっている自分の責任として、近所のご迷惑になってはいけない。
お兄ちゃんのネコ愛と、案外真面目な一面が垣間見えたひとときでした。
とは言え地域ネコ、全国各地でいろんな問題は起きているんだろうなぁ、、、のんびりした田舎ならまだしも、都市部ではなかなか難しい部分があると思います。