【実は一行も書いていません。】『ソーシャルおじさん増殖中!』(ソフトバンク新書)本日発売!
こういうパターンの出版もあるんですねー。
いかにも書いたように名前を出していただいておりますが、監修ということでわたくし今回の本につきましては、実は一行も執筆しておりません。
しかも、いろんなディレクション的なことについても、ほとんど徳本さんにやっていただいてしまい、本当に何もやってない。どうしよう!((((;゜Д゜)))
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いや、監修ですのでもちろん諸々の修正などで手は入れておりますが、基本的には各おじさんへのインタビューを元に、ライターさんと編集者さんが文章構成をしています。(ですのでいつものわたくしの文章のような、フレンドリーな口語体ではありません。ご了承くださいませ。)
思えばこの本そのものが、ソーシャル時代でしかありえない経緯で成り立っています。(というかここ一年で関わった本は全部そのパターンですね。)
5月の連休明けのこと。
徳本さんから「メディア関係者の集まるイベントにいっしょに出てほしい」とメッセージが入りました。お題は「Pinterestの魅力について」ということで、当時facebookよりも滞在時間の長かったPinterestのお話ができるのはまさに願ったり叶ったり。「ぜひお願いします!」ということで出演をさせていただいたのですね。
ただ、お互い著書などはあるものの、世間一般的には「とりあえず無名」(笑)のおじさん二人ですから、何かおもしろいネーミングインパクトを、ということで、主催の鶴野さんが「ソーシャルおじさんズ」でいいんじゃないですか?と。
徳本さんはもともと「ソーシャルおじさん」というブランディングで動いておられましたので、「それいってみよ~!」ということになり、「確かにおじさんのユニットなんて珍しいよね~。」なんて言ってたのですが、そのとき会場に運命の人が「たまたま」来ていたのです。
編集プロダクションにお勤めの木庭さん。
イベントに何か感じるところがあったらしく、その後徳本さんと打ち合わせを続ける中で、今回の本の骨子ができました。
本当は真面目なソーシャル論の本になる予定だったのですが、出版元のソフトバンクさんの意向で、もっともっとやわらかい内容へ「こなれて」いきました。
最終的には、ソーシャルを活用しながら人生を楽しむ日米のおじさん7人にインタビュー、どのようにソーシャルと付き合っているかを詳細にレポート、そして巻末にわたくしと徳本さんの対談を掲載、という構成になりました。
ちなみに、木庭さんとは別の書籍の企画でもお話が持ち上がっています。
木庭さん、わたくしの主催する文具のイベントにも来てくださったんですね。そこで2012年の文具のトレンドを網羅するムック本を作りたい!ということになり、これも企画を通された。(2013年2月に扶桑社さんから出ます。もちろんわたくしも、いろいろお手伝いをしております。)
おもしろいなと思うのは、ソーシャルで引き寄せられた(自分が興味のある)イベント会場に集った人たちが、会場で実際に言葉を交わすことによって、「趣味嗜好、属性方向性が似ていて」さらに「直感的に気が合いそうかどうか」も把握することができる!ということ。
その結果、その後の展開が非常にスピード化されるわけですね。
仕事に関しても、プライベートに関してもです。
そして、一度でもリアルでお会いすることにより、その後のソーシャル上でのお付き合いも深みが増します。相手のスタンスをわかって付き合えるからです。
スピード化することがすべて良いかはわかりませんが、同時に深くお付き合いできるのであれば、わたくしはオッケーかなと思います。(当然その分凝縮されますので、細切れ時間の使い方などもちゃんと考えないといけなくなりますが。)
さて、本日あたりから本格的に店頭に並ぶソーシャルおじさんの本ですが、昨晩は前夜ということでUSTREAM番組を配信しています。よろしければご覧ください。(54分ほど)
最後にこれだけ言わせてください。
この本は、今このブログをご覧になっている方はきっと必要ないと思います。だってきっとあなたもソーシャルおじさんである可能性が高いから。
そういう皆さんからすれば、「これくらいの事例なら自分にもあるある!」かもしれません。
ですから、まわりにいらっしゃる「ソーシャルメディア食わず嫌いおじさん」に、これ読んでみれば?って渡していただきたいんですね。
・ソーシャルって何のことだか今だにわかっていなさそうな会社の上司。
・テレビ電話で孫の顔を見せたいのに、スマホに変えてくれない両親。
・ネットの話をするとそれだけで怒り出す(←わかんないから)得意先の常務。(笑)
・なかなかfacebookに来てくれない、ガラケーの地元の友だち。 などなど
そんな方たちに、「こういう世界が待ってるよー。」と、ちょっと背中を押すためにこの本は作られました。
767円。
ちょっと気の利いたクリスマスプレゼントにしては、お安いお値段となっております。m(_ _)m
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あ、この本って、当然のことながらソーシャル(とその恩恵)について賛成派という立場をとっておりますが、「ソーシャルメディアっていいことばかりなんだ~!」という良い方の妄想ばかりを膨らましていただくのもちょっとアレですので、村上総裁のこの本もちゃんと押さえておくことをオススメします。何事もバランスが肝要です。
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