「元給食のおばさん」の「デザイン会社の社長さん」にお会いしました。
思えばこの方もTwitterでお知り合いになって、ちょこちょこと交流させていただくうちに、先日ついにお会いすることができたっていうケースです。ソーシャルメディア、すごいなぁ。
コヤナギユウさん。
下北沢にお店を持って、デザイン事務所を営まれています。出版事業もされている。
非常にユニークな方だなーと直感して、ツイートやブログを楽しく拝見していたのですが、本も出されているということで読ませていただきました。
ご自身の起業体験について書かれているのですが、いわゆる起業マニュアルではなく、はたらくということについてのコヤナギさんの考えをお話ししながら、そっと背中を押してくれるような内容となっています。
印象的なのが、「甘くもないけど、辛くもないです。」という言葉。
言い得て妙というか、好きなことを仕事にして、自然体で取り組むと、こういう境地になるのかと、何だかとっても共感してしまいました。
起業については、オルタナブロガーの諸先輩方もたくさん記事を書かれていますが、コヤナギさんのようなパターンも、ニューウェイブというか、「こういう考えもありだよね」というひとつの方向性として、非常におもしろいと思います。
あとね、コヤナギさんのすごいところは、見事にキャラが立っているところですよね。
いろいろご覧になるとわかると思いますが、存在そのものがポップというか、楽しい雰囲気なんです。お会いしたら、またそのまんまだったので、参った!m(_ _)mという感じ。こういう天性の自分ブランドを持っている方って、ホント羨ましいです。
話戻りますが、このご本、起業についてぼんやりと迷いや不安がある方は、参考になると思います。
30分くらいで読める、ライトで楽しい本です。
給食のオバサンだった私が下北沢で自分の店を持ちつつデザイナーで社長をやれている理由
コヤナギユウ Koyanagi yu
イラストレーター・デザイナー・プランナー・エディター。(株) yours-store代表取締役。’77年新潟生まれ。
路上でイラストポ ストカードを販売、口コミで話題になり21歳で画集「and you.」(サンクチュアリ出版)を出版。
渡米以後雑誌連載、グッズ展開を経てデザイナーに転身。2007年より法人化。2010年、下北沢にリアル店舗「yours-store」を構える。
女の子の嘘と本音をテーマにしたウェブマガジン「東京ナイロンガールズ」にて、コラム 「女社長漂流記 あたしが社長を成せるまで」連載中。本書は11年ぶりの著書となる。
あ、彼女ご自身が出版記念イベントで講演されている動画もありましたので、ご案内いたしますね。