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埼玉・桶川名物「大木うどん」~秘密のケンミンSHOWでも紹介されたクセになる極太麺!

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昨日、10年来行きたかった「大木うどん」にやっとありつくことが出来ましたので、ご報告いたします。といってもほとんどの方はご存知ないと思います。

「大木うどん」というのは、埼玉県桶川市にあるうどん店なのですが、ユニークな田舎うどんとして埼玉ではちょっと有名です。実はカミサンの実家に程近いのですが、行くといつも閉まってて、10年ほど片思いだったのです。(第二・四日曜日が休みのようですが、麺が売り切れると終わってしまうので、これまでタイミングが合わなかったようです。)

昨日は自分の夏休みで平日だったので、今だ!ということで義理の妹家族とうちの家族、総勢8名で突撃です。店に着いたのは13:00頃。まだ開いてました。しかし15台ほど停められる駐車場はぎっしりです。

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見た目は普通のうどん屋さんです。(数年前に店舗改装してかなりキレイ)

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お邪魔しまーす。こどもいっぱいですみませーん。(ちなみに双子と三つ子)

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キャパは60名ほどは着席できそうですね。長いテーブル席が店の中央にあり、小上がりにも長テーブル2本、奥に座敷もありますので、駐車場がいっぱいでもわりと座れそうです。
平日の13時過ぎ、店には10人ほどの地元の仕事中(と思われる)のおじさんと、奥に何組かの親子連れがいました。

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田舎らしい値段設定でありがたいですね。
わたくしはもりの太うどん、大盛りを注文。

待つこと10分ほど。実は「とにかく太い。」「数本しか入ってない。」という情報くらいしか持たないままに行ったのですが、出てきた「大木うどん」は、かなり想像を超越してくれるものでした!

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な、何だこれは!
山梨のほうとうの厚みを数倍にしたような、かなり重そうな麺に、油揚げがドッサリ。

ムラムラと闘争心が湧いてきて、思わずがっつきます!!!

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なぜか表情も険しくなります。
ガツガツいかないと、麺に負けそうになるのです。

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麺の断面図。(スミマセン噛んだ跡で)
こんなに巨大な麺は、当然中まで火が通るはずもなく、超アルデンテです。(写真の囲った部分が生)もちろん、めっちゃ固い!

しかし、名古屋人のわたくしには、この芯の感触がたまりません。
そう、味噌煮込みうどんを思い出すのです。あれを5倍くらい頑固にした感じでしょうか。味噌煮込みファン(特に「麺を固めに」なんて注文してしまう人)には垂涎の一品ですね。

冬になべうどんを注文するのが、ものすごく楽しみになってきました!

さて、麺の話は置いといて、この大木うどん、こんな時代ですがホームページなどはありません。創業以来100年ほど、地元の口コミだけでやってきたお店。
しかし昼時には毎日お客さんが満席になってしまう。しかもこんなに変わった麺なのに!駅から遠いのに!ランチしかやってないのに!車でしか来られないのに!

好き嫌いがはっきり分かれるこの麺。
ちなみに義理の父母は「一度行ってもういいやと思った」派です。多分、五分五分くらいではなかろうかと。

でも、その五分のお客さまがずーーーっと通い続けてくれる、たまに思い出して、どうしても食べたくなって来てくれる!これが飲食店に一番必要な「地力」ですよね。

こういうの見ちゃうと、「ネットを使って目立とう!」「ソーシャルメディアでパーソナルブランディング」なんて言ってるのが、恥ずかしくなっちゃうんですけど、やはり理想はこれです。素晴らしいと思います。

現代に生きるわたしたち、ネットのチカラを利用するのはもちろん結構なことだと思いますが、常々地力を鍛える、そして育むことも忘れちゃいけませんよね。

※他にもどんな店があるかなーって考えると、例えば渋谷の「鬼亭」もそういう店ですね。あと、あの「豚組」さんも、地力あっての繁盛ですから。飲食に限らずですが、「思わず人に言いたくなっちゃう」仕事をしたいものです。

追記:その後、秘密のケンミンSHOWにも出られて、ますます有名になっているようです。最近も行きますが、13時前後には「太麺売り切れです~」という状態なのを何度も目撃いたしました。

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