あ、あったんだ　～過去語録08

» 2022/10/28

これは、持って生まれた性（サガ）と言っていいと思うんですが、自分はどうにもせっかちなタイプなようです。

大手のSIerに中途で入ったものの、とにかく毎日仕事がありませんでした。テストもドキュメント作成の手伝いも何もない日々です。

それどころかプログラマーとして入社したのにもかかわらず、自分の席にはパソコンがありません。

「課長、パソコンがまだ来ないんですけど」

と言うと「あれ。おかしいな。申請は出してるのにな」と。

一応、その部署でこれまでやったことのない開発言語を使うことになっていたのですが、パソコンがなければ勉強もできません。

先輩に「パソコン無くて、勉強できないんですよね」と言うと「あぁ、まだ無いんだ」と、さも「あるある」みたいに言います。しかしすでにもう入社してから3週間くらい経ってます。

「じゃあ、ノートに書いてもらったら俺が見てあげるよ。たとえば、データベースがこんな感じで・・・」

と、うう、なんていい先輩なんだ・・・！

っていうか、違ーう！！

違うんですが、しょうがないのでそれから毎日ノートにプログラムを書いては先輩の添削を受けるという日々が続きました。

暇で暇で、時間の流れるのが遅く、毎日トイレの個室で寝てました。

しかしふと廊下の奥に資材置き場というものの存在を知って、そこをちらっと除くと、大量のノートパソコンが山積みになってます！

「課長、課長！資材置き場にこれあったんですけど！これ使っていいですか？動くみたいです！」

そう言うと課長は、

「あ、あったんだ」

と言い、「使えるならいいよ」と。

その他にも理由がありましたが、まぁこれが決定打になり、試用期間満了を待たず、その会社を退職しました。

島田徹 2022/10/28 18:01:35 Comment(0)

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