千原ジュニア『14歳』を読んでびっくり
読書好きな長男(14才)に対し、全然本を読まない次男(11才)。
お笑い好きだし、パラパラと簡単に読めそうだったので、半年ほど前、次男に千原ジュニアが書いた『14歳』を買い与えました。
案の上まったく読まれずに机の隅に置いてあったので、先日何気に読んでみてびっくり!慌てて「まだこれは読まなくていいから」と片づけちゃいました。
かなり壮絶な状態だったんですね。彼に兄からの1本の電話がなければ、いったいあの家族はどうなっていたんでしょう。今、彼をテレビを通して見られていることにホッとしてしまいました。
まあ、彼は今元気でいるので良しとして、本に出てきた彼の母の描写が気にかかります。
この本を読んで一番思ったこと。
大変な時ほど、その状況を笑えること、ユーモアに変えられること。そうすると人って、「あ、大丈夫かも」って元気がでてくるんじゃないかな?これってギャグ~?みたいな。
私も多少は子供のことで苦労した(している?)ので、千原君のお母さんが、もっともっと笑えたら良かったのに、と思った次第です。
さてさて、このお話も最終的にはファシリテーションの話に落とし込みたいのですが(笑)、非常にまずい状況を笑って受け止められるくらいの度量は、ファシリテーターには必要です。(と、ここに落ちましたか)
ファシリテーターという役割名でその場にいることはあまりないでしょうから、皆さんの場合ですと、リーダーとしてとか、1メンバーとしてとか、責任者としてでしょうが、とにかくその場を問題解決に向けて促進させようと思ったなら、そしてそこから和を引き出そうと思ったなら、どんなまずい状況でもそれを「チャ~ンス!」として捉えられるくらいの度胸がほしいですね。
とはいえ、このご時世ですから、チャンスどころか一瞬に全員が凍りついて爆発しちゃうくらいの状況はいつどこで起こるかわかりません。ですからちょっと不謹慎かもしれません。が、「ピンチをチャンスに変える」(どこかで良く聞く表現ですが)、そう捉えなおす心算(こころつもり)はしておいてもいいんじゃないかなーと思った次第です。