「過去10年でインターネットが殺した14項目」を妙に納得した件
2000年から数えた、この10年でインターネットも携帯系も随分と進化しました。1つに回線速度が大きいと思っています。当時は128kの専用線でも月に4万くらいだったように思います。ダイヤルアップで接続する場合は、時間を短くするためにWebを巡回して一気にダウンロードしたり、夜中の定額時間帯に接続したり(これが結構重たかった)と、今のように繋ぎっぱなしが出来ない分だけ、使い方も違いました。
同時に繋ぎっぱなしに出来ない分だけ、ウィルスなどのセキュリティに関する脅威も少なかった。回線が早くなると、データ量の多いサービスも潤沢に受けられます。動画なんかは考えられないものでした。
電話回線で繋ぐダイヤルアップ接続のころは、勝手に海外に国際電話をしてしまう「悪意なもの」もありました。現在は「もっと巧みに作られた」落とし穴が多くなっています。
米国、Newsweekは8日(現地時間)、過去10年間でインターネットによって殺された14項目を選定した。
【1】9時から17時までの勤務時間
【2】レンタルビデオ店
【3】集中力
【4】礼儀正しい態度
【5】CD
【6】電話帳
【7】手紙
【8】休暇
【9】プライバシー
【10】事実
【11】ポラロイドとフィルム
【12】百科事典
【13】卒業アルバム
【14】ストリップショー
こんな項目になったようです。
個人的に気になったのは、集中力、プライバシー、事実です。これだけかぁ・・・と自問自答しましたが、本当にこれだけです。って、自己ツッコミをすればするほど、ストリップショー含まれてるんじゃないか?と、目が泳いでいるような感じになってきました(自爆)
・集中力
調べ物をするにはインターネットが欠かせなくなってきました。ネット上の莫大な情報量も、実際に本を買うにもなくてはならないものになりました。が、肝心な調べ物をしている最中に、気になるものが誘惑をしてきます。ネットサーフィンのこわいとこでもあります。
そうそう、これこれ!と、頭の片隅にある「ちょっと気になる」ことが邪魔をするのです。ブックマークして後で見れば良いのですが、「ちょっとだけ」と自分で言うのも何ですが、「ちょっと」ってどれだけの時間なのか?と思うのです(笑)
本当に集中する唯一の方法は「ネットを切ること!」ではありません。誘惑に負けず、単に集中するだけです(自爆)
常に目の前のことを集中することを心がけています。
・プライバシー
前回書いた「高画質になったGoogleのストリートビュー「なんでも高**」に向かうのが良いのだろうか?」、もそうですが、ネット上にプライバシーはありません。「プライバシー」カテゴリーや「ひみちゅ_」カテゴリーを参照下さい。
ネット上に自ら情報を提供している場合や、ほとんどインターネットを使わない人でも、友人の書いたブログや講演会などで名前が出ていることもあります。
プライバシーの範囲とは色々な説がありますが、私は「自分のイヤと思うこと」がプライバシーと考えています。人に触れて欲しくない領域です。ちょっと意味は違いますが、セクハラのような感じにも似ています。自分がどのように感じるのか?が大切なことと思っています。
しかし、自らプライバシー領域を超えた情報提供をしているケースも少なくありません。それとインターネットが組み合わさることで様々に拡大していく(いる)のです。
・事実
ウィキリークスの中身が事実かどうかはわかりません。しかし、情報への対応を見ている感じでは、それも事実なのかも知れません。事実を見極めるためには、自らの情報眼力をもって精査するしか方法はありません。ニュースなどからしか情報を得ることが出来なくとも、時間や紙面の都合上、または大人な都合上・・・部分的に摘まれた状態でしか見られないケースが凄く多いです。
辞書によれば事実とは、
となっていますが、インターネットを通じて得られる情報や、検索エンジンで上位に上がってくるものが必ずしも辞書と同じ意味を持つとは限りません。
ただ、間口が広くなったことだけは間違いないようです。情報戦にはインターネットが都合良い媒体なのです。
・・・で
この14項目にプラスしておきたいのは、インターネットを使った犯罪や告発など、従来考えられなかったことが、ここ最近急増していることです。仕組みも技術も、利用する機会方法も変わってきている中、使う側の私たちは「そんなに」変わっていません。
・対人コミュニケーション
手話を使ったiPhoneのCMなどは、通話で出来ないコミュニケーションが出来る素晴らしいものです。
より便利な時代だからこそ、対面コミュニケーションや気持ちなどの「デジタルでは表現できない」ことを、より大切にしたいと思っています。何か無機質な感じがすることがあります。と言っても、1行のメールで救われたこともありました。
インターネットはツールでしかありません。デジタルな時代だからこそ、敢えてアナログなところに意識を向けて、心がけていきたいと思っています。