地デジ普及率「83%」と、アナログ終了デジタル移行まで「あと363日」
来年、2011年の7月24日をもって、アナログ放送が終了し、デジタル放送になります。カウントダウンを見ると「あと363日」と出ています。
先日、車の中でテレビを見ていて、頻繁にアナログ放送の終了テロップが流れていので気になっていました。車だけアナログだったことを再確認した感じです。まぁ、車の中であまりテレビを見る機会はありませんが、来年の今頃は映らないのでしょう。
普及率83%「ようやくここまできた」--地デジ化“1年前の集い”で原口大臣ら
夢の中で右上に「アナログ」と表示されている話を聞いたことがあります。ネタとしては面白いかも知れませんが、それほど焼き付くほどに表示されているからこそ、「アナログ」と出てくるのかもしれません(笑) 洗脳に近いような。。。
クローズアップ2010:地デジ移行まで1年 全世帯普及間に合うか
受信機の普及率こそ8割を超えたが、電波受信に必要なアンテナ交換などが遅れており、今年3月末時点では、全世帯の2割強にあたる約1100万世帯が未対応だ。
ビル陰対策も遅れている。ある大手マンション管理会社は、ビル陰の原因となっている全国のマンションの管理組合に対し、08年から対策の検討を提案してきた。だが、マンションの共同アンテナをデジタル対応にするための費用負担をめぐって、管理組合とビル陰となっている各世帯の交渉がこじれるなどで、方針が決まったのは半数という。
東京都大田区の男性(80)は、区の施設のビル陰のため共同アンテナを利用してアナログ放送を見てきた。しかし、地デジ化で直接受信が可能になるため個別にUHFアンテナを設置するよう区から連絡があった。アンテナ設置だけでも最低3万5000円。テレビ2台もアナログ放送用のままだ。男性は「いくらかかるのだろう。負担が大きいので、もう少し考えさせてもらう」とこぼした。
総務省の生活保護世帯向け簡易チューナー無償配布は、今年度124万件を見込むが、周知が徹底しないことなどから、今年6月末までの申し込みは約2割にとどまっている。
こうした状況を踏まえ、放送事業に詳しい砂川浩慶・立教大准教授ら有識者は17日に会見し、「アナログ放送終了を2~3年延期すべきだ」と主張した。しかし、アナログ放送延期による放送局のコスト負担は年数百億円といわれ、原口一博総務相は「延期は現在のところまったく考えていない」と話し、23日には山間地へのケーブルテレビ幹線整備やビル陰対策の解決のための「虎の巻」公表などの総合対策を発表した。
普及と現状を単にバランスで見れる問題ではなさそうです。
「普及率は上がっているけど、おそらく期間を延ばすだろう・・・」と、某業界の方が言っていました。が、この記事を見る限り、単に延期をすればいい話じゃなさそう。聞いたときは単に延期で大丈夫だろう!と思っていたので・・・
Wikipediaに地上デジタルテレビ放送って海外の状況も含めたページがありました。あまりよくわかりませんが、放送開始が遅かった割には、アナログ終了時期までの期間が諸外国と比較しても短いようです。
どうなるのでしょうね?デジタル放送の場合コピーが問題となりますが、コピー禁止はセキュリティと同じく、いたちごっこです。蛇の道は蛇なのです。
デジタル放送、結構キレイで良いと思うのですが・・・今後の行方をチェックしておきたいです。