医療機関の8割で患者データを紛失らしいが、しゃべる漏洩はもっとあるって(体験談その1)
電子化がどれほど進んでも、人の口に戸は・・・無理なのです。実際に何度も医療機関で「戸が無かった事例」を見ています。戸が無いどころか、転びそうになるほどに床もピカピカで、NHKのアナウンサーほどのスピードで喋っているような、マシンガントーク炸裂です。これが現状なのです。
医療情報の電子化が進んでも適切なプライバシーの保護が実施されていないと、米調査会社Ponemonが指摘している。
2008年に患者の電子データを1件以上紛失した米医療機関が80%に上ることが分かった。米調査会社Ponemon Instituteが10月20日に公開した調査報告書で、医療情報の電子化におけるプライバシー保護の実態について指摘した。
先日、銀行の72%で従業員が不正を行い「その事実はなかったこと」にして・・・らしい(米国)で書きましたが、
7割の従業員が不正をしているのではなくて、一人でも不正をしている銀行が7割ということですね。
と似ているのは、8割の医療機関で紛失してしまった。ということらしいです。まぁ、1件以上の紛失した医療機関が8割なら、それくらい仕方ないだろう・・・って、なるでしょうか?
電子化がどれほど進んでも、紙は無くなりませんし、仮に紙がゼロになっても、記憶までゼロには出来ません。MIBのような方がいない限り無理です。
「あるものは、洩れる」、これ摂理です。電子化で効率も、管理も容易になったのでしょう。
以前に遭遇したケースです。
その1
とある病院の屋外喫煙場所での2度目の出来事。それは以前にも体験したことと同じ光景。シンクロでも起きたのか?と言うほどに話題が若干違うだけで、シーンはほぼ一緒。
毎日同じようなことが繰り返されていると思うと・・・とても恐いことだと改めて思います。
- 場所:病院の喫煙所
- 時間帯:寒くて暗い時間
- キャスト:病院勤務の看護婦
まったく前回と同じシチュエーションなのが驚きです。と言うか同じ光景は場所が同じだけにありうるが、話の内容までほとんど似ていることに危機感すら感じましたし、当事者でない私までもが、不愉快な気分になりました。
前回の人たちと同じかどうかはわからりませんし、そんなのは覚えてません。
よりパワーアップしている感じでした。内容の濃さも、マシンガントークも。
その喫煙所は、入院患者も見舞いの人も、勤務者まで同じ場所を利用するのです。同じ場所を利用するから、どうこうって問題ではありません。
個人情報ってレベルを超えていました。今回も。。。プライバシーな情報の細微な部分にまで話は及んでいました。病院の勤務者であれば、当然起こりうる、いろんな問題はあるのでしょう。しかし、
**号室の**さんは、そろそろヤバイだの、
この前間違えて**しちゃった医療過誤の話だとか、
**さん(勤務者らしい)と**号室の**さんが、出来ちゃったとか、
同僚の誹謗中傷とか・・・
その人に対する嫌がらせだとか・・・
もっと他にも話はあるはずなのに、ストレスの発散場所が「ここでのこれではマズイ」です。よく問題にならないと思えるほどに限界を超えている内容。
患者でない私が聞いていても、これはマズイ!少なくとも医療という場所に従事する人間としての最低限の事すらできていない。これは情報漏洩が云々というレベルなんかではなく、異常なあり得ない光景でした。
おそらく院内においては、徹底された教育がきっと行われているはず。。。そう思いたいほど。
しかし、重要な職務に就いている最低限の守秘義務すらなく、近所の井戸端会議の雰囲気で、相応しくない話をしていたのです。このような体験は病院に限った事ではなく、日常のあらゆる部面で起きています。実際に私が経験しているからです。
同じ事を繰り返さないためにも、これは決して他人事でない。って事を知ってもらいたい。
・・・
以前に書いたものを、ちょっと手直ししました。一体、どうなっているのか?と。。。じゃあ、場所が変わればいいのか?という問題でもなく、そもそも、機密で重要な職に従事している意識がないのでしょう。
私は何があっても、「そこにはお世話にならない」と決めております。全体のレベルが僅かな人たちせいで、一気に下限まで下がってしまうのです。セキュリティレベルでも同じことです。