車の運転には免許証が必要、情報漏洩対策にはそれが「ない」けど類似点があった
技術がいくら発達しても、操作するのは「人」です。情報セキュリティと運転に同じ感覚があることを、最近感じています。
いまさらですが、運転免許は教習所に通って、座学の学科講習と実際に運転する実地講習があります。交通ルールや標識、簡単なエンジンや車の構造、運転席から見えない死角、車の危険性など。。。また、実際に運転することで、感覚を覚えるのです。
一方の、情報セキュリティや漏洩対策において、一部では上記と同じようなことを実施していますが、車ほど行われていないのが現状です。
車の場合、車そのものの性能があります。デザインである形やエンジンの排気量などです。スポーツカーなどはその形上、前方は見やすいですが、車のフロントバンパーの位置は見えにくいものです。また、安全面ではエアバックやABS(メーカーによって言い方が違いますね。ブレーキを思いっきり踏んでもロックしない)、最近では衝突防止などの、ハイテク装備が搭載されています。
どれほどの性能が向上されようとも、運転する「人」によって、いくらでもどうにでもなってしまうのです。
危険な走行も、ルールの無視も。。。その要素は免許取得時に知っているはずですが、それを選択するのも運転する「人」に委ねられます。
免許の更新時に見せられる、事故を起こした場合の「啓発映像」などを見る度に、今一度引き締めていこう!と思うのですが、それでも。。。心底わかっているのか?と自分自身思うのです。
それなりの訓練とルールを学んでいるはずなのに、回避できたはずなのに、事故はなくなりません。
では情報セキュリティや漏洩対策において、それはありません。しかし、それが「人」にすべてが委ねられている事だけは、間違いありません。
急いでいたからアクセルをふかして運転した。うっかりよそ見をしていたら接触してしまった。。。どんな事故にも、運転操作する側に、必ず言い分があります。真偽は別にしても、理由は必ずあるのです。
これって、情報セキュリティや漏洩対策と同じに見えてならないのです。
技術がどれほど進歩しても、自動車でも情報セキュリティでも、技術面で防げる限界はあり、最終的には「人」になるのでは?と思うのです。
一つの事故が引き起こす、その影響って一つじゃないと思うのです。
情報セキュリティ?なんだか難しい。。。と、よく言われますが、そうでしょうか?運転する行為と同じに思えるのです。比べた場合に最悪なのは、免許制でない部分でしょう。それなりの過程や結果がイメージ出来ないことでしょう。免許制である車であっても、事故が減らないのですから・・・