コンピュータは「頭が悪い」のか?カーナビに委ねるドライブ
はじめてカーナビをつけたのが、15年くらい前だったと思います。出てすぐの頃だったと。。。その頃は、カーナビと言っても、現在地を示す地図のようでした。精度もイマイチでしたが、画期的なモノだなぁ。。。と関心しました。だって、地図をめくらなくとも、自動で動くし、縮尺も出来る!
一方で、カーナビに頼るようになってからは、道を覚えなくなりました(笑)それだけカーナビに依存しているのですね。
最近のカーナビは、随分とよくなったと思います。自分の車では、カーナビがないと走れない程に、便利に使ってます。それでも、新しく出来た道すべてに対応は出来ないし、コンビニがなくなっていたり。。。でも便利!
昨日、友人の車を運転したのですが、このカーナビ「頭が悪い」のです。友人曰く、困っているとのことでした(笑)
古いカーナビじゃないのに、数字の4を書くような道を案内するのです。40分くらいの移動が、60分くらいかかりました。2度もカーナビに惑わされました。
結局は、走行場所に新しい道が多くできて、地図の問題らしいのですが、それでも、遠回りするようなルートをはじき出す。おおかたの方向は間違ってないのに。。。
私が運転していたのですが、走行中はカーナビの操作ができなくなるので、結局車を止めて、地図を拡大し、現在位置を自分で確認し、覚えている道に自分で誘導しました。
これでは、15年前とあまり変わらない。うーん、それだけ便利なものに依存している、反面を体感しました。
24個だか、30個だかの、アメリカが管理するGPS衛星からの電波で位置を測定しているのですが、この位置測定が間違っていたり、道がなかったりすると、カーナビは単に電子地図にしかならないのです。案内をさせるには、キケンかもしれないと、改めて思いました。
カーナビの誤動作は、運転していていれば、実際の走行と地図が一致していないので、わかりますが、もしも、行き先である場所が誤動作すると。。。考えたくないほどに、こわいですね。
やはり、一番確実なのは、自分の感覚と紙の地図!昔に戻るような感じです。
便利なものに依存すると退化する。カーナビに限らず、便利なものに囲まれて生活するのが、当たり前な世の中になってます。
コンピュータの入ってないものが、ほとんどないほど、何にでも入ってます。じゃあ、コンピュータは「頭が悪い」かと言えば、悪くないと思いますが、「賢くない」のは、間違いないと。。。そもそもコンピュータに「頭が悪い」と言っていること自体が、間違っているかもです。
「賢さ」まで求めるほうがイケナイのでしょうね。そこまですると、人間が更に退化しそうです。
デジタルデバイドなる言葉がありますが、アナログデバイドにならないように、気をつけていきたいと思いました。