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もしも洞察力があったなら……。

ベルギーのビール(Belgium Beer)は考え方がちょっと違う

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フランスを離れ、Thalysで移動し、一昨日からブリュッセルにいます。

車で通過したことはありますが、ベルギーの滞在は初めて。レンガ建物の様式など巴里とは異なる雰囲気満載のこの国。断片的ではありますがベルギー生まれベルギー育ちの地元人にたくさんお話を伺い、少しずつ学んでいます。

公用語がたくさんあるこの国は、大きくはないものの、欧州の中心地のひとつとして多くの国際企業が欧州本部を構えています。ブリュッセル北部はとくにオランダ語の方言であるフラマン語(Flemish)が多く使われている一方、南部はフランス語ということで、ほとんどのブリュッセル民は英語、フラマン語、フランス語を話すことができるようです。これ以外に公用語としてドイツ語もありますが、この二日間ではほとんど聞く機会がありません。

さて、ベルギーと言えばダイヤモンド、ワッフル、チョコレート、そしてビールと、この国を連想するものがありますが、今回薄々感じてはいたものの解説を受けて確信したのがベルギーでのビールの位置づけです。

私がブリュッセルについて食事とともに最初にいただいたのはグラスの白ワインでした。安かったこともあり正直あまりおいしくありません。同僚はベルギーと言えばビールでしょ、というものの確かめてみたかったわけですね。

で、その後の食事ではまずとにかくビールをいただきました。日本のビールはおおむねアルコール度数4-6%程度のものが多いですが、こちらのビールはそのような種類の(ピルスナー種)はあるものの、現在の主流は数年熟成した8%、場合によっては10%以上と高めの度数のもの。これらをぐいぐい飲み干すのではなく、ちびちびと、ワインのように飲るのが文化なんだと。

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なるほど。ベルギーも大量消費のトランザクション型ビールビジネスから、プレミアム価値を追求した事業モデルに文化とともに進化をしているのだと教えてもらいました。

一人だとこんな発見はなかなかできませんが、地元人にガイドをいただくといろんな模様が見えてきます。旅のお供にジモティを。間違いないですね。

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