エンドウのレールは重い車両に良いらしい
皆様こんにちは。
鉄道模型初心者です。このブログはいったいITやビジネスと何が関係あるのか問題ですが、そのうちIoTの話とかをすると思うのでしばしご辛抱ください。
軌道(線路幅)16.5mmの鉄道模型をHOゲージといいます。(厳密にはOゲージの半分とか実物比1/87とかこだわりが強い人の間では諸説ありますが、この「ゲージ」は縮尺ではなく軌道幅と訳すのが私にとっては腹落ちするのでとにかく何でもかんでも軌道幅が16.5mmのものをHOゲージということにします。)
その線路なのですが、鉄道模型を走らせることを楽しみにしている人たちにとっては「どのメーカーの線路を買うか」はとても重要な課題(楽しみ)です。私が実際に手に取ったり、目撃したり、買ったりしたレールは以下のメーカーブランドのものです。
エンドウーー>池袋サンシャインシティ前
PECO(英国)ーー>カツミの鉄道模型店(これも池袋)
メルクリン(ドイツ)ーー>ポポンデッタ本川越店
なぜこれらの選択が大切かというと、レール同士の接続部がそれぞれに独自仕様のため、相互互換性がほとんどないからです。コンピュータソフトウェアのデータ型やプログラムのモジュール化、標準化が進んだり、ハードウェアではUSBの統一などが加速している昨今からすると驚きの「ガラパゴス」ではあります。中にはサードパーティが結合部のジョイントを出したり、自作するツワモノもいるようですので、まったく不可能ではありませんが「面倒くさい」ことではあります。
なのである程度は統一したほうが利便性が高いといえます。今日は私が購入したKATOとエンドウの線路について少し触れてみます。
で、KATOの線路(写真右)は比較的多くの模型店で売っていますし、現在HOゲージの線路としてはその販売チャネルの数から考えて最も普及しているものであるといえます。また、お値段も、安いとは言いませんが、決して高くありません。標準線路一本300-400円くらいのイメージです。通常の楽しみ方をする大半の方々はこちらを選択するのではないでしょうか。バラスト部は昨今の多くの鉄道に用いられている色調に合わせて灰色に着色されています。
一方のエンドウの線路(写真左)は、どうやら剛性がKATO品よりも高く、重量のある鉄道模型を走らせる場合にもゆがみが生じにくく、安定して走行が可能とのことでした。しかし実際に手で持ってみただけでは違いがいまいちわかりません。曲げてみればいいのかな。でもそれはなんだかもったいなくてやりたくありません。値段はKATOの1.5~2倍くらいです。バラスト部はなぜかクリーム色。プラスチック感は否めませんが、ジオラマ(日本の鉄道模型界隈では「レイアウト」と呼びます)を作った際には適度になじむので不都合は実はありません。
で、重みのある車両とは何か
車両がプラスチック製or真鍮(または亜鉛合金等のダイキャスト)製かによって選択肢が分かれるようです。プラスチック製も機関車などの駆動車両はモーターや錘を搭載しているのでずっしり感はありますが、真鍮製のそれはほとんどのパーツが金属なのでずっしり感ひとしおです。それらをいくつもつなげて走らせるとなると線路という基盤(プラットホームというと鉄道の場合は「駅」のことを指すので混同がないように)の選択は「今後どのような車両を導入するつもりなのか」に大きく影響をします。つまり題して「HOゲージのエンジョイ戦略」です。
私はまだKATOプラスチック製のEF81を一つしか持っていませんので、いかようにでも構想をデザインすることが可能です。要件は
- 比較的入手がしやすく
- それほど高価でもなく
- 車両を適切に走行可能にできて
- 将来のレイアウト(ジオラマ含む)の自由度も高い
というものです。
私が今憧れているのが、幼少のころ乗車したことがあるC62(天賞堂)、そして大好きなディーゼル機関車DD51(ムサシノモデル)です。ゆくゆくはこれらを手中に収めていきたいと思います。
で、これを一つの目標にしたときにやはり線路の剛性は大切ではないか、という思いに至っています。一方で、機関車を中心に車両の構造によって「最小回転半径」が異なってきますので、これらの自由度は気にする必要があるでしょう。たしかKATOの曲線レールはR370(半径370mmの円を描ける曲がり度)が最も曲度が高いものですが、これはおそらく上記天賞堂のC62では曲がることができず、脱線または停止をしてしまいます。ですのでやはり線路と車両は一体で戦略を考える必要があるんですね。
さてさて。