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もしも洞察力があったなら……。

<若さ故の過ち>なぜあの人は早く帰ることができるのか。特に外人とか、上司とか。

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気がつけば年をとってきて残っている時間もあんまりないなぁとしみじみ思う今日この頃、広報生活のべ四半世紀も間近になろうとしているので、忘れないうちにシャアの名言「若さ故の過ち」になぞらえて、私の苦い経験シリーズを、広報の枠にとらわれずに紹介したいと思います。

初回は「なぜあの人は早く帰ることができるのか。特に外人とか、上司とか。」

いませんか?職場に、定時になるかならないかくらいでさっと姿を消す外国人。または上司。私もまわりにはたくさんいました。昔から。職場、会社に関係なくいました。そして、かくいう私もそうです。そのように努めています。

20代の若い頃、毎日朝から終電までがむしゃらに仕事をしていました。広報という仕事を手がけてから、慣れてきて面白くなってくると、どんどん仕事をして、何でもこなせるようになってくるのです。いいことですね。

そんながむしゃらな自分が好きでしたし、誇りに思っていました。

同僚仲間で早く帰っちゃう人がいると、「何で帰っちゃうのかな。暇なのかな。」とか考えることもありました。失礼な話。

で、あるとき、米国の本社から偉い人がやってきたんですね。

当時私がいた会社での日本の事業所は独立性が進んでおり、日本での広報は独自仕様、独立オペレーション、たまに共有、というようなスタンスだったので、もう少し戦略とかメッセージとか一貫性を持とう、という趣旨の会議を数日間にわたって行いました。

その中のディスカッションで、個々の仕事の仕方を確認するセッションがありまして、こんな会話。

---

「タケオ君は、一日どのくらい働いているの?」

「まぁ、だいたい朝から晩までです。」(ドヤ顔で)

「晩って、深夜?」

「ですね。終電のときもあります。」(誇らしげに)

「それって、生産性どうよ??」

「えっ???」

「もっと考えたほうがいいんじゃない?無駄はない?フォーカスしてる?戦略は?」

「WTF???」

---(会話はすべて英語の意訳です。)

当時は、なにいってんのかなこいつ。たくさん仕事があるんだから毎日たくさん働くに決まってんじゃん。。。と反発の心しか芽生えませんでした。

その意味を理解するのにしばらくかかりましたよ。ええ、だいたい2年くらい。

2年かけて何をしたかというと、仕事のたな卸しをしたんですね。

「言われた意味がわからないからわかるまで生産性を追求してみよう」と。

どの分野に注力するか、どの仕事を優先させるか、なくす仕事はどれか、外注できるものはあるか、などなど、プロセスの見直しを仲間と共に行いました。これまでのやり方を変更するのはとても骨が折れます。広報のインフラからメディアリストからプロセスから何から何まで手をつけたので結構時間がかかってしまいました。しかし、うまくいきましたよ。

不思議ですね。それまではまともな時間に夜の「インフルエンサー活動」(飲み会)なんて行くことはできなかったのですが、緊急案件でもない限り、頻繁に出られるようになったのです。時間効率はかなり向上しました。効果も。

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無理や無駄を省き、効果に重点を置き、効率を追求する。そして、最も重要なのが、一人でやらずに、チームワークする。戦略のあるチームワークは生産性を飛躍的に高めてくれる、というのを学んだのです。

さて、周りの外人や上司や同僚仲間が夕方さっさと姿を消したことを知り「何であいつ早く帰ってんだよ!!」と目くじら立てたあなた。この機会に、自分の仕事のあり方を見直してみませんか。


なお、この話は、(ものを組み立てたり、作る仕事など)時間労働によって生産量が概ね決まるような職種には当てはまりません。

*このブログの内容はすべて個人の経験と感想に基づいたもので、会社のスタンスなどを示したものではありません。

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