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もしも洞察力があったなら……。

<若さ故の過ち>餃子が食べられる王将は日本に3つ以上ある。

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オルタナブログ仲間で盟友の岩永さんがこんなことをFacebookで投稿していた。
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【悲劇】 電話を握り締めて「えっ、新宿住友ビルなんですか?汐留住友ビルじゃないんですか?!」と叫んでいるサラリーマンを見かけた (ここは汐留)
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はじめはクスリと笑ったよ。
そして、ちょっとしたデジャヴに襲われた。
自分も経験がある。
 
若さ故の過ち。
 
 
場所はサンフランシスコ。まだシリコンバレーの会社にいた頃の話だ。
 
とある大手新聞社の現地支局の記者と、今後の広報活動について打ち合わせをしようと時間と場所を決めた。
 
当日は午前中に仕事をし、時間的には余裕があったのでカフェに行って昼食をとり、打ち合わせの内容の確認などをしていた。桑港という海外で仕事をする自分に満悦だった。ちょっと鼻が高かった。ゆったりとした時間が流れた。
 
そして、約束の時間にその場所に赴いた。
 
場所は桑港市内、カリフォルニアストリート沿いの由緒正しい名門・高級ホテル、フェアモント。新聞記者が指定してきたホテルだ。
 
「玉川さん、場所はフェアモントホテルわかりますか?」
「フェアモント?もちろん知っていますよ。あそこはたまに行きますので。」
「へぇー(?)そうなんですか。いろいろよくご存知ですね。ではそこで落ち合いましょう。」
 
というようなやり取りの末に決めた場所。よく知っているホテルの一つだった。なので、移動したらあっという間に到着。
 
 

豪華なロビーのソファでゆったりと待つ。サスガ老舗のホテルだ。いつ来てもすばらしい。今の僕にぴったりだ。しかし、少し早くつきすぎたかな。少しくらい迷ってみちゃったりしてもよかったかな。

 

などと鼻につくようなことを思いながら待つ。

 

マツ。

 

しかし、誰も来ない。十分くらいして連絡してみた。社会人なら当たり前だ。決して怒ってないよ。相手は遅れることだってある。もしかしたら車が渋滞しているのかもしれない。あるいは私に話せない何か特殊な事情でもあったのかもしれない。記者だから緊急が発生して対応に追われちゃってるのかもしれない。今の時間日本は真夜中だけど。

 
「もしもし?玉川です。私、フェアモントホテルのロビーにいます。」
 
「私もいますよ。」
 
「えっ???」
 
あたりを見回す。しかしそれらしき人は誰もいない。明らかな外国人が数人いるだけだ。
 
もしかして・・・・・?
 
どす黒い何かが頭の中をよぎった
 
「もしかして、今どこのフェアモントホテルですか?」
 
「サンノゼですけど。」
 
「WTF???」
 
が〜ん。その大手新聞社の支局はサンノゼにあったんですよ。
 
フェアモントホテルも。フェアモントホテルといえばサンフランシスコだけ、と思っていた私。なんという世間知らず。慌てて国道101号を南へと走りましたとも。約50マイル(70キロちょっと)を、法定速度で。
 
2時間後、サンノゼに到着。駆け込んだサンノゼのフェアモントホテルでは、その記者が待っていてくれました。
 
せっかく準備した打ち合わせ内容もしどろもどろ。話半分詫び半分で、何とかぎりぎり任務を果たせた、という結果になってしまいました。
 
A新聞のOさん、あの時は本当にすみませんでした。
 
若さ故の過ち。教訓は、「餃子が食べられる王将は日本に3つ以上ある。餃子の王将大阪王将、そして、鹿児島王将などだ。ちゃんと確認してから行きなさい」。
 
 
*訂正:某IT雑誌の編集長からご指摘をいただきました。
「鹿児島王将」に言及したのはさすがですが、「餃子が食べられる王将」と捻って日本に3つと断言したのはちと勇み足ではないでしょうか? http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131103/13093516/
他にもありそうなので、「餃子が食べられる王将は日本に3つ以上ある」とあいまいに訂正をいたしました。大変失礼しました。
#ご指摘ありがとうございました。
 

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