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もしも洞察力があったなら……。

入試始まる--受験生応援します。

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私ごとで恐縮だが、長男の受験が本日始まった。約一ヵ月間の厳しい戦いである。(*若干不適切な表現の気がするが、一般的な言い回しの一つとしてご容赦)

今日は埼玉県の某。埼玉は一月から解禁なので、最も早い受験日程の一校を受ける。まずは一勝して自信をつける、というのが狙いだ。一月中には、とある地方の学校をもう一校受験する。

本命の某校は東京都にあるため、受験解禁日初日の2月1日。そこから4日間、連チャンで怒涛の入試ウィークとなるわけだ。

受験は、親がするのではない。本人がするのだ。その本人が描いた将来像を支え、コーチし、時にはシェルパのように道先を案内する。これが周囲の大人のあるべき姿だと私は考えている。

思えば長い道のりであった。小学校5年になる間際に、「xxxに将来なりたいのでxxxの勉強をしたい。その勉強がしやすいxxxかxxx(当時は2校を同時志望)中学に行きたい。だから、塾に行かせてくれ。」と手を床につけて頭を下げられたのである。小学生に頭を下げられて協力しないわけにはいかない。早速塾選びから調査を始める。

当時は公文以外の勉強はほとんどしたことがなかったため、塾などよくわからなかった。近くにもいくつかあるが、どうやら大手塾といわれるものの中には電車で通わなければならないものもある。いくつかの塾を視察し、結局家から歩いて数分の準大手塾に決めた。

仕組みとして塾がどれだけ充実しているかは大事だが、それよりも親の支援力がもっと大事だ、と、前年度に長女の中学受験を終えた友人にアドバイスされたのである。なるほど。11歳、12歳なんてまだまだ子供。本人に大志があっても、自分を律して勉学に励むなんて限界があるし、最初からできる人は稀である。それとどうやって向き合っていくのかは、私たち大人の試練でもあるのだ。

朝型と夜型、どちらで臨むのか、という課題もあった。大手塾のスパルタ詰め込み式は朝+夜型である。授業を終えて、帰宅し課題をこなす、ということをやりのけるとよる11時、12時をまわることは珍しいことではない。そして、朝も早起きして課題をこなすのだ。すさまじい気迫と執念、集中力が必要になってくる。

残念ながら、私をはじめ夜型の人は周りにほとんどいない。また、入試そのものも早朝から準備して行われることが多い。であれば、夜型をやめて朝型に集中することを普段の勉強のプロセスに定着させればいい、と、こう考えたわけだ。つまり、塾の授業が終わったら、さっさと帰宅して課題をこなし、可能な限り早く寝る。そして、朝はしっかり起きて、朝練ならぬ朝勉を徹底するのだ。

ということで、その時間を創りだしやすい、家近の塾に通うことにしたのである。

うまくいく日もあるが、もちろん、うまくいかない日もある。疲れきって集中できず問題が解けないこともあったし、朝起きられなくて課題をこなしきれなかったこともあった。しかし、それらを受け入れ、一歩一歩乗り越えて、子供は少しずつ大人になっていくのだと信じて疑わなかった。きっと、本人もそう思っていたに違いない。

今日初日を迎え、そんなことを含めたいろいろなことを思い出す。受験とは、早く大人になっていくためのプロセスなのだと。これを経験することで、新しい世界の扉を開くのだ。がんばれー
Ltstudy1

*個人的意見と感想を経験に基づいて記述しています。受験について是非云々の話ではありません。予めご了承ください。

*追記:受験当日の夜にはネットで合格発表が行われておりましたので早速確認。無事、第一回戦突破しました。第二回戦は1月22日です。

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