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【速報】新大統領選出は変革への始点となるか--オバマ政権への期待を込めて

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“Change!”
声高に変革と融和、団結を訴えるバラック・オバマ新政権。日本における大方の予想通りの開票結果となりました。共和党マケイン氏が当選すれば、過去最高齢の大統領誕生、民主党オバマ氏は初の黒人大統領(注:母は白人)という、初物づくしの大統領選に、ようやく決着がついたのです。民主党は、8年ぶりに政権を取り戻しました。

マケイン氏は、日本時間11月5日13:18にオバマ氏の勝利を称え、自ら敗北宣言をしました。「オバマの勝利を喜びたい。長い旅が終わった。党派の違いを乗り越え、この国の繁栄を取り戻したい。」

13:39、ナショナルアンセム斉唱中

13:57、オバマ氏がシカゴ民主党陣営本部に登壇

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しかし、保守だ、リベラルだ、変革だ、などと叫ばれてきた中、アメリカに本当に必要なのは何でしょうか。私の見ていた米NBC放送では、大事なのは大統領選翌日から始まるExecution(遂行)だ。新大統領は、直ちに米国建て直しのための公約実行を果たさなければならない、と報じています。

アメリカ合衆国(以下アメリカ)有権者の視点は、国益、国民の益。アメリカは、政治にも、経済にも、文化にも強い。そう、今でも強いことには変わりない。しかしその一方、その強さが変化してきているということを受け入れなければなりません。

世界は、多国籍から、グローバル化へと変化してきています。地球は、アメリカ一国集中の経済から、世界で共有する経済へと変化を遂げつつあります。そのときに、アメリカが、自国の利益に固執しすぎるとどのようなことになるか。世界での競争力低下を招き、破綻のリスクをあげてしまうかもしれません。(推測)一方で、国家を形成するために、決して目が離せないことがあります。

  • 雇用の吸収
  • 税金
  • 教育
  • 社会保険
  • (そのほか衣食住、金融とかいろいろ)

これらの項目は、国家が国民と関係を築く上での重要な要素です。同時に、変革が必要なときに真っ先に取り組むべきアジェンダでもあります。そしてこれらは、自国で解決しなければならないが、自国益のみを追求することで、かえって自らを縛ってしまうという、難しいアジェンダなのです。

オバマ氏は“Change”というシンプルかつ強力なスローガンを元に、これら国家と国民と国民同士をつなげる重要なイニシアティブでの施策を遂行していくことでしょう。そして、国民がマケイン氏を選ばなかったのは、彼は古きよき、強かったアメリカを生き抜いた人。経験はあるが、非連続のイノベーションをもたらす可能性は、決して高くない---従来型の施策では、アメリカは根治しない。すなわち、世界環境の変化に追従できず、アメリカが強くなる、という「夢」を見ることができない。

大局的に、アメリカとは、夢を実現するヒーローを好む文化であると学びました。国民は、その夢の実現者に一票を投じたのだと理解しています。

日本政府の反応:オバマ氏当選は予測の範囲内。対日重視の外交、日米同盟の機軸は変わらず。(河村官房長官)NHKニュースより

*ところで、マケイン側に「配管工ジョー」が登場したことには心底驚きました。ミステリアス・ジャパン、ファンタジック・アメリカです。ファンタスティック、かな?

ABCニュース

*本内容は個人の意見です。所属する会社を代表してのものではありません。ご了承ください。

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