『手塚治虫はどこにいる』の「ヒョウタンツギ」の項、英訳公開
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Taylor and FrancisのJournal of Graphic Novels and Comicsというところに、『手塚治虫はどこにいる』の「ヒョウタンツギ:方法的アソビの意味」の英訳版が公開されました。日本語訳がなぜ「豚ひょうたん」になっているのかは謎。
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Pig Gourd: the meaning of Tezuka's playing around with form
Taking an arguably minor character from Tezuka Osamu's oeuvre, Natsume Fusanosuke argues how the Pig Gourd's cameos even in the artist's most serious works demonstrate a bifurcated sense of play an...
追記
Jon Holt氏コメントによると、F・ショット氏が『アトム』を翻訳した時ヒョウタンツギをPig Gourd(豚瓢箪)と訳し、それをそのまま日本語化したようです。ショット氏はその後エッセイでヒョウタンツギを解説、そこではPatch Gourd(パッチの瓢箪)と訳されたと。たしかに、ヒョウタンツギはコマの枠線にのって貼り付けられたパッチ的なるものなので、手塚ファンには受け入れやすい言葉ですが、一般的にはわかりにくいかもですね。ショット氏にとってヒョウタンツギは豚っぽいらしい。手塚マンガの古いファンにとっては「ツギハギされたマッシュルーム」なんですけどね。
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