学習院でのマンガ関係シンポのお知らせ
明大講義に続いて、10月12日(土)午後、絵巻物研究の山本陽子さんをおよびして、シンポジウムを行います。山本さんは近著『絵巻の図像学 「絵そらごと」の表現と発想』(勉誠出版)の中で、前近代の表現とマンガとの関連を論じておられます。
シンポジウム「マンガのアルケオロジー ――視覚的な物語文化の系譜」開催のお知らせ
日本のマンガは、いかにして成立したのか。その歴史を改めて根本からとらえ直すために、広く視覚的な物語文化の歴史を検討し、マンガ史を研究する上での重要な問題点は何なのかを探っていきます。
日時:2013年10月12日(土)13:00~17:30
会場:学習院大学 西2号館501教室(東京・目白)
http://www.gakushuin.ac.jp/mejiro.html
主催:学習院大学人文科学研究科身体表象文化学専攻
共催:学習院大学文学会
申込:不要。当日時間までに会場にお越し下さい。
受講料:無料
【テーマ】
日本で「漫画」が成立する明治以前からあった、視覚的な物語表現全般の歴史を踏まえながら、そこに海外からの影響が及ぶことによって、いかに化学変化が生じ、現代の「マンガ」へとつながっていくのか? その歴史を長いスパンで見て検討していくことが、我々の大きな課題である。
そのために今回は、「漫画」が成立する明治以前の日本の視覚表現の歴史を検討した上で、海外の文化も参照しながら、マンガの歴史を検討する上での重要な問題点は何なのかを探っていく。
【内容】
■第1部:発表・報告
・「マンガ史再考のために」夏目房之介(学習院大学大学院教授)
・「日本美術史から見たマンガ」山本陽子(明星大学教授)
・「欧米文化としてのマンガ」佐々木果(編集者。学習院大学大学院非常勤講師)
・「学習院大学・川崎市市民ミュージアム共同研究について」野田謙介(マンガ研究者、翻訳者)
■第2部:討議
・「マンガと視覚的物語文化の歴史」
第1部の発表者4名に加えて宮本大人氏(明治大学准教授)が参加しての討論。
【問い合わせ先】
学習院大学人文科学研究科身体表象文化学専攻
http://www.gakushuin.ac.jp/univ/g-hum/cult/
cscvroff@gakushuin.ac.jp
03-3986-0221(大学代表)