八卦掌余話
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大崎駅から自宅に帰る道に、急坂がある。これを安物の重~いママチャリで登ると、かなりのモンである。途中で必死でこがないと前に進まない角度があり、最初は腰をサドルから浮かせて登っていた。昨年には、それを腰を下ろしたままこいで上がるようになった。そうするとがっつり足に負担があり、自然と丹田を使ってペダルをこぐようになる。それが面白くて、やっていた。
それでも、坂の上で息があがり、ぜーぜーいいながら登りきる感じだった。これを毎日やっていると足腰強くなりそうだなあ、と思っていた。
それが、最近気づいたら、ほとんど苦もなく上がれるようになっていた。つまり、この半年内に相当足に力がついたのである。う~ん、嬉しいかも。
といいつつ、本日(30日)の練習はけっこうきつく、足がしんどかった。
みっちり熊と龍の走圏をやり、単換掌をやり、最後が転身掌(だったよね?)。これ、途中で前後に打つ撞掌がある。よくわからない動きなので、うまくいかないのだが、それでも命門の下、腰のあたりが痛い。かなり負荷があるのだ。足も疲れているので、あとでお灸をしよう。
でも、李先生が長期にわたって滞在し、教えてもらえることで、確実に、かつ飛躍的に進んでいるんだと思う。こないだの練習後、李先生が着替えていた僕の足をみて「18~19歳の足だ」という。たしかに、風呂で見てもなんか頼もしく、光沢があり、張りがあるのだ。肌つやもいい。何より、足首ががっちりと太い。が、驚いたのは、そのあとの李先生の言葉。
「僕の先生も、そういう足なんだ」
え? 李先生の先生って、80歳越えてるんじゃ? 思わず聞き返すと、
「年令は関係ないのだ」そうだ。う~ん、80過ぎてこういう足してるとすると、そりゃたしかに凄いだろうなー。
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