手塚治虫アカデミー『火の鳥』終了
う~ん、ちょっと盛り込みすぎで的が絞れませんでした。残念。
ぎりぎりまで『火の鳥』読み返しましたが、結局「少女クラブ」版は読めなかった。
メンバーの中では一応研究者スタンスなので、資料を作っていったけど、まあ、そういう話の流れにはならなかったね。手塚真さんが全シリーズに関して図版を映しつつコメントしたし。
参考までにメモは以下のようなもの。
’55~55「漫画少年」 「黎明編」南方からの移住~邪馬台国?
’56~57「少女クラブ」 「エジプト、ギリシャ、ローマ編」
過去 未来
’67~71「COM」
67 「ヤマト編」4C.邪馬台国
67~68 「未来編」3404年~人類滅亡~
68~69 「ヤマト編」4C.古墳時代 大和政権
69 「宇宙編」2577年(牧村)※手法
69~70 「鳳凰編」8C.大仏建立※表現主題
70~71 「復活編」2482~3344年 機械化人間
71 「羽衣編」10C.将門の乱 ※同年『きりひと讃歌』
※73『ばるぼら』 72~83『ブッダ』
76~80「マンガ少年」
76~78 「望郷編」25~26C. 宇宙移民
78~80 「乱世編」12C.源平
80 「生命編」? クローン
81 「異形編」15C.八百比丘尼(応仁の乱
86~88「野生時代」 「太陽編」 7C.天武天皇 ~ 21C. ※網野史観?
「火の鳥」構想のリセット?
89 手塚逝去 ※97年『もののけ姫』公開
以下、僕が触れたかった点についてのメモ
白土三平→歴史・社会概念(階級史観)の影響→過去~未来を包む歴史概念の拡張
過去=日本、未来=世界、宇宙 「反復」円環時間(東アジア伝統)+モダンの発展史観
18~19C.西欧古典近代期の「普遍」と教養小説→大衆社会の文化としてのマンガ・コミック→「西欧の衝撃」と大衆文化の日本への波及→大衆文化の世界性(普遍性)としてのマンガ→手塚マンガの世界性 :日本の近代と大衆社会の文化を象徴する手塚マンガ?
手塚マンガの質量(量産)と破綻に大衆文化としての意味と価値を見る
う~ん、こりゃやっぱいろんな意味で無理だったかな(笑