第149回白熱塾:オンライン会議ツールいろいろ体験比較(オンライン飲み会 飲み比べ)
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第149回白熱塾を開催しました。 企画からわずか1日で開催。オンラインだからこそ成せる技かもしれません。
テーマは、オンライン会議ツールいろいろ体験比較(オンライン飲み会 飲み比べ)。
新型コロナ感染拡大に伴う在宅勤務/リモートワーク化で、オンライン会議、オンラインセミナー、そしてオンライン飲み会の機会が急速に増えている方が少なくない。そこで使われるオンラインツールのメーカーも、急激に増加したユーザー数/利用増への対応、競合ツールとの差別化のための新機能の追加、セキュリティ対策強化などを、短時間でリリースしている。
そんな中で、各社が提供しているオンライン会議ツールを、みんなで次々と使ってみながら、「飲み比べ」をしてみようという企画。それが、オンライン会議ツール飲み比べ(いろいろ体験比較)。
急な開催にもかかわらず、16名超に参加いただきました。 同時に、Google docsで各ツールの感想を共同編集で書いていただきましたので、以下に公開します。
Zoomについて
- 相変わらず、安定の品質。音声の品質は、参加者のストレスになるので、大変重要。
- 仮想背景を、グリーンバックなしで行うにはPCのパワーが必要。グリーンバックを用意すると、非力なPCでも仮想背景できる。>非力なPCだと人間が透過してしまう
- 本体がシンプルなので、他のいろいろなツールと組み合わせやすい。
- iPadで参加してますが、1画面には9名しか見えないところが不便。
- 主催者としての扱いが楽。
- 参加者に面倒がない。アカウント不要。
- オンライン飲み会、山奥の酒蔵の中からスマホで中継しても高画質でした。
- 全員、個人宛にチャットができる
- 途中から入ると過去のチャットは見られない。
- MS-Outlookにプラグインがあるので、スケジュールから会議を計画することができる。
- 他人の共有している画面に参加者なら落書き、スタンプができる
- 「私がきれいに見える」ので女性に人気
- デスクトップ版はチャットに書かれたURLをクリックしても何も起きない。モバイル(iOS)版はクリックが有効。
TEAMSについて
- 音声のだぶりがある(vs Zoom)
- 映像の共有目的にしてしまうと余計な機能が多い。
- 音声が半二重(一時点で一人しか発言できない)
- 音声が回る現象が起こりやすい(ソフトウェア処理してる)
- 同時に顔が見られる人数に制約が大きい(4名。現在9名にできるよう展開中)
↑ 9人まで見えるようになったが、私のアカウントではまだリリースされない。 - MS-Outlookとの連携がサイコーにスムーズ
- 音が途切れる時がありますね。
- 音がぐるぐる、ストレスになる
- カメラ、マイクのON/OFFのアイコン表示のデザインは最悪!間違う人が続出する
- 仮想背景にするには、別途ソフトウエアが必要(Chromacamなど)
- チャットにクリップボードから貼り付け
- いやおうなく、Azure Active Directoryの影響をうける
- 「組織外」「ゲスト」の違いは、MSのActiveDirectoryの登録者か否か
- 画面に落書きできるかどうかは、アプリ次第。MS純正ならできる。
- ホワイトボードを使いたかったら、別アプリを共有した方が楽そうだとわかった(こんなとこにも組織の壁)
- 「チーム」のメンバーがtrustedという考え方で、共同編集者になることができるのはメンバーのみ。テンポラリな関係での活動には向かない。
- 業務プロセスが確立している活動に向いてますね。
- PPAPなクライアントはTeamsを使うことが多い。ZoomのセキュリティがだめだからTeamsというクライアントはPPAP。
- 良くも悪くもセキュリティやワークスタイルの構造がしっかりしてる。
- ブラウザからだと、いろいろ制限されますね。
- Teamsから出ないで、いろいろなことを全てやる、というイオンモール方式。zoomとは考え方が違う
- 会議チャットは、途中から入っても遡って見ることができる
- DSPのリフレッシュが遅いので多人数のときに音声がこもる(会話感がない)
- 一人だけしゃべる時の音声は悪くない
Google MEETについて
- zoomよりも音が悪い、Teamsよりは良い(会話感はいいが、音質そのものはいまひとつ?)
- zoomに似た雰囲気をうけるのは、下に見えるボタンの数を減らす努力のせいだろうか
- エコーキャンセル処理がすぐれている
- 同時に発話できるのは3~4名らしい(実験の結果)
- iPadだとギャラリービューができませんね。発言者のアイコンと単独画像が目まぐるしく切り替わります。
- タイルの中に自分が混ざれない(どういう了見かと)
- 発言者のアイコンを出して、英語の字幕が出せる
- チャットウインドウが顔にかぶる
- 初めて使ったけれど、結構いい! zoomに匹敵。
その他全体のコメント
- オンライン飲み会をすると、首と肩が非常に疲れます。パソコンで仕事している時との差はキーボードやマウスを触っているかどうかだけなのですが、その差が大きいようです。首が前に出てしまいすぎるのかしら。
- モニター必須ですね!
- マイクの能力が重要。モード切替付きのシュアはいきなり人気(成迫愛用品 Shure MOTIV MV5 Digital Condenser Microphone ¥13,100)
- GoogleとMSは神様なので、全てご存じ。FB下世話、zoomは....
- Google docsやO365などで共同編集し始めると、あとで議事録つくらなくていい
- 議事録は何のため?→会議の質による、じゃまおじの余計な発言を消去可能
- オンライン会議はこっそり録音してもばれない(ICレコーダね)
- 生活者のインタビューでは録画もできるので助かる。カメラをもって移動してくれるので。部屋で1体1でのインタビューより、よりパーソナルな関係の中での対話になる→"会話感"が重要になってきている
- ちょっとクローズな感覚になるのかも知れない。音声、画像の質は本当に会話に影響する。zoomが世界を変えた。コロナ後のインタビューは一気にやりやすくなるだろう。
- 付箋紙+ホワイトボードは、ネット上へ。miro, trelloなど種々のツールは既に使いこなされている。生産性は悪くない。
- 結局のところ、オンライン会議ツールに求められることは、ストレスフリー。ストレスをもっとも感じるのは音声コミュニケーション。 全員がミュートにせずに、しゃべりたい時にしゃべれて、それがみんなに聴こえること。話しはじめの最初の音声も途切れることなく聴こえることが重要なのかも。画質はその後。画質がわるくてもあまり気にならないかもしれない。
白熱塾って何?については、以下をご覧ください。
https://blogs.itmedia.co.jp/narisako/2019/12/_20128141.html
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