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”情報通信テクノロジは人々を幸せにする”を信条に、IT業界やアジア・中国を見つめていきます。

変革の時代を生き抜くために「4つの力」を持とう!

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とある大学の入学式にて麻生太郎副総理の弟の麻生セメント社長の麻生泰さんが、新入生への挨拶で「3つの力を持つように」と話していた。

3つと言いながら、実際は以下の「4つの力」である。

  1. 体力
    健康第一。良い活動をするためには体力は欠かせない。しっかりと体力をつけること。

  2. 語学力
    世界の人々とのコミュニケーションは必須。そのために英語ともう1ヶ国語をマスターせよ。

  3. IT 力
    現代はITによる変革の時代である。ITを駆使したイノベーションによる変革。それを起こせる人材となるためには、IT 力が欠かせない。

  4. 魅力
    美人であるとか、脚が長いという魅力ではなく、ヒトとしての魅力を持とう。魅力がある人がやってくると空気が変わる。組織やグループの雰囲気が良い方向に変わる。そんな魅力を持とう。

以上の4つの力を聞いて驚いたのは、このブログ記事にも書いた「新入社員への10のアドバイス」との共通点が多いことだ。

2つ目の「語学力」は、

グローバル化、国際競争の時代には、英語によるコミュニケーションができることは必須である。日本国内にいてもその波を避けることができないだろう。 上手でなくてもいい。 世界中の無数の人々と対話できたり、無数の情報に直接触れられるチケット。それが英語である。 できるならば、中国語かスペイン語ができると、更に情報量が増える。

3つ目の「IT 力」は、

これからの10年間は、IT業界が大きく変わる変革の時代。 変革の爆心はクラウドとIoT。 この上にアナリティクスと人工知能、そしてロボティクス。 変革の時代はビッグチャンスの時代でもある。そして、その波はIT業界にとどまらず、全ての業界を変革することが確実となってきている。これがデジタルトランスフォーメーション 。このメガトレンドの大きな波に乗らない手はない。

4つ目の「魅力」は、

ビジネスの世界では、女も男も愛嬌があったほうがいい。 先輩やお客さんから可愛がられる存在になるべし。 可愛がられれば、更なる信頼を得ることができることが多い。信頼を得られれば、仕事は円滑に進められる。愛嬌を学ぶことは難しいが、注意深く観察してみると、どこにでも愛嬌があり可愛がられている先輩がいるはず。その先輩の真似をすることから始めてみよう。

といったところである。

何れにしても、グローバル化が進み、また情報通信技術による変革が進んでいる世界で生き抜くために必要な力を持とうというアドバイスである。

この4月から新しいスタートを切った皆さん、この「4つの力」と「10のアドバイス」を参考にしていただき、楽しく新しい世界で頑張ってください!

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