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開発の上流工程は「運用」である

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昨夜は、今年最後の白熱塾。 お題は「運用」。

(白熱塾:毎週月曜夜に開催後する、時々社外参加もOKな社内勉強会。コンセプトは、ワイングラスを傾けながら IT 談義で白熱する。)

ひとことで "運用" といっても、範囲も広く、また深さも様々だろう。 皆が思っている"運用"はそれぞれ違うものを指しているかもしれない。 ということで、昨夜は"最も広義の運用"について白熱することとなった。

そもそも"運用"とは何だろう? 英語で言うと、
System Administration
System Management
System Operations
System Monitoring

日本語で言い換えると、システム管理、システム運用、システム監視となるのだろうか? Administration と Management の区別をする単語を日本語では思いつかない。

更に広義に考えると
Technical Support / Technical Assistance
End User Support / Help Desk
Service Desk / Call Center

また、運用の対象は?
Server and Network
Public Cloud
Private Cloud
Multi Cloud (Hybrid ではない複数Cloud)
Hybrid Cloud
Database
Application Platform
Application
"Data"
Internet of Things / Internet of Everything

そんな議論の中、グループ会社であるMSPの老舗:サイトロックの創業当初メンバー 峯田さんから、こんな名言も飛び出した。
" 開発の最上流工程は「運用」である"
少なくとも、昨夜白熱塾に集まったメンバーは全員が納得。(「運用」がテーマで興味を持てず昨夜参加しなかった人は、ひょっとしたら意味がわからないのかもしれないが。。)

更に、こんなことも。
<なってはいけないエンジニア>
  • プロセスを再起動すればサービス復旧と思っているインフラエンジニア。データベース上のデータが何なのかは気にしない。ユーザーがログインできているかは範疇外と思っている。
  • ハードウェアの納期がビジネスサイクルの中心だと思っている。
  • トラフィックを食い尽くすようなSQLクエリーを投げるプログラマー。CPUやトラフィックは気軽に増やせると思っている。
  • メモリー管理の概念を知らないプログラマー。
  • 自動化するのが面倒なので、ひたすら手でやって頑張った気になる。
  • しょうもない知識を特殊技術のように語るが、仕事が遅い。


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