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同じ目標を持つ同僚と僕は二人とも 「箱」 の中にいるのかもしれない

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【書評】自分の小さな「箱」から脱出する方法

この本の帯が問いかけている。

あなたも「箱」に入っていませんか?

 
「箱」に入るとは、自分のことを正当化し相手を人ではなく物として扱ってしまっている状態を言う。
物事を自分自身の狭い視点からしか見られず、ぴったりと閉じた箱の中に入り込み、周りから遮断されて、何も見えなくなってしまっている状態である。
一旦「箱」の中に入ってしまうと、自分を正当化するような見方で自分自身を見るようになってしまう。
そして、自分を正当化するために「箱」の中の人は、相手を責めるようになる。
不本意に責められた相手は、すぐに箱の中に入ってしまう。そして相手を責め始める。
 
つまり、自分が箱の中にいることによって他の人を箱に入れてしまう。そして、箱に入った人々はお互いを責め合う。
 
この本は、そんな人間関係のパターンを順序だてて、身近な例をもとに説明している。全ての人間関係は自己欺瞞からはじまっている。
 
 「箱」の中に入る。こんな状態が会社の中で起きるとどうなるだろうか?
 
本当は皆、生産性を高めよう、品質を向上させよう、顧客の満足度を向上しよう、そして業績を上げようと努力している。若干の方向性の違いはあっても皆同じことを目指している。
そのような素晴らしい状況でも、「箱」の中にいる一部の人によって組織全体がおかしな方向となってしまう。
「箱」の中にいる一部の人が、自分のことを正当化するために相手を攻撃するようになる。攻撃された人は「箱」に入ってしまう。つまり「箱」の中の人が相手も「箱」の中に入れてしまう。
お互い「箱」に入ってしまった「仕事仲間」は、お互いがしようとしていることを邪魔し合うようになってしまう。こうして、軋轢が生まれてしまう。本当は、お互いがしようとしていることは同じにもかかわらず。
 
  • 「箱」の中に入らないようにするためにはどうしたら良いのか?
  • 「箱」から出るためにはどうすれば良いのか?
  • 「箱」に入ってしまっている相手とどう接すれば良いのか?
  • 「箱」の外に居続けるためにはどうすれば良いのか?
 
この本がそれらの質問に答えてくれている。全てすぐに実行できるとは限らないが、心がけ次第で人間関係は変わる。特にマネージャーには是非読むと参考になる一冊だと思う。

「つまり、単に行動を変えただけでは、箱の外には出られない」
 
箱の中にいるときに、しても無駄なこと
  1. 相手を変えようとすること
  2. 相手と全力で張り合うこと
  3. その状況から離れること
  4. コミュニケーションを取ろうとすること
  5. 新しいテクニックを使おうとすること
  6. 自分の行動を変えようとすること

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