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祝! #Agile459 10周年!四国に根付いたコミュニティ

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Agile459

私も訪れたことがある四国にあるアジャイルな開発、アジャイルなビジネスを実践研究するためのコミュニティである『Agile459』が2020年11月21日に10周年となるとのことです。

おめでとうございます!!

そんな Agile 459 さんが10周年イベントを開催するということです。オンラインでの開催です!

祝 #Agile459 10周年 四国のいきいきとしたアジャイルの祭典!

祝!10周年

Agile459 は首都圏などのように一時期は毎日のようにコミュニティ活動や勉強会が開催されていた最中でも、四国地域で質の高い勉強会を開催していた実績があります。それが10年もの年月を経てもなくならずにいることは本当に素晴らしいことであり、みなさんの熱意と「場」の素晴らしさがあるからこそであると思います。

たしか「東京換算」という言葉を教えてもらったのも Agile459 だったと記憶しています。絶対的な人口と密度がある首都圏・東京と地方都市である四国では、人口も開催会場も限られているわけで、その中でも東京と比べたら少人数になるけれど、東京との人口比率で換算すると数百人規模であるという発想の転換とモチベーションの源泉とする試みには「ハッ」としたことを今でも覚えています。

これは、他の地区でも起こり得る問題でもあり、幾多のコミュニティが、思うように人が集まらない中で倒れていっていた中でもあったので地域にいるエンジニアやコミュニティの活性化にとってひとつの捉え方、考えの持ち方になると思いました。それからというもの、地域でのコミュニティや交流で悩んでいる方々に、「東京換算」というのを聞いたんだよと伝えてきましたね。

今ではこの状況下ということもあり、オンラインでのコミュニティ活動や勉強会も板についてきていて、物理的な距離の壁もだいぶ薄くなってきていますが、その場にしかない空気感はそこにいき、同じ空気を吸いわないとわからないものであることは、オンラインではわからないものです。たとえオンラインが主になったとしても地域に根付いたコミュニティは必要ですし、10周年を迎えられたことに心から尊敬の念を抱いております。

これからも Agile459 を続けてください。あなたたちにはそれを続ける意味も、私たちに与えてくれるものもたくさんお持ちです!

9年前を懐かしむ

私が松山を訪問し、登壇をさせていただいたのが2011年11月でして、それから9年の月日が流れています。当時は日本マイクロソフトでエバンジェリストをしていたときです(あの時期は、全国各地を駆け回ってもいました)。

ここからは記憶を頼りにふりかえってみたいと思います(記憶違いがあったらご容赦を)。

2010年、2011年と米国レドモンドで開催された ALM Summit というイベントに日本から参加していました。日本からは一人ないし二人しか参加しないイベントだったのですが、Scrum Alliance と Scrum.org が協賛しているのです。

2010年には、スクラムの生みの親のお一人である Ken Schwaber さんとお話しする機会もあり、日本のスクラム実践者向けのビデオメッセージも撮影をさせていただいたことを今でも覚えています。

2011年にも、Ken Schwaber さんのチョークトークに参加をさせていただいてかなり深いスクラムについて勉強させていただきました。

そんな 2011年の ALM Summit に参加した内容をいち早くお伝えしたのが、Agile459 のイベントだったのです。内容的には Ken Schwaber さんの講演内容を踏まえてのアジャイルとエンジニアリング環境の最新動向だったのですが、今でも参考になる内容なのだと改めて思います。資料は古いのですが、よろしければご覧くださいませ:

Agile459 のすごいところは、しっかりと開催レポートを残してくれていることです。

長沢が登壇した際のレポート

※写真が懐かしいです。タコ殴りされている私w(もちろん演出です)

Togetterのまとめ

最後に改めまして、Agile459 10周年おめでとうございます!!!!

祝 #Agile459 10周年 四国のいきいきとしたアジャイルの祭典!

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