プレゼンで、真面目な顔より笑顔のほうが説得力が上がる理由
「プレゼンは真面目な顔で」と思われている方、とても多いと思います。
「笑ってプレゼンするのは不真面目と思われるのでは?」と質問を受けたことがありますが、じつは笑顔のほうが説得力が格段に上がるのです。
タイのザ・モール・グループ会長、スパラック・アムプットさんは、成功のために、人々のニーズの基礎である「ハッピーになりたい」「家族・友人と良い時間を過ごしたい」という、『勝利の方程式』にのっとった施設が必要」と言います。
『勝利の方程式』の結果、何があるのか。
それは、人々の笑顔です。
笑顔は人を幸せな気持ちさせるのです。
2017年9月19日、銀座マロニエ通り店で行われたスターバックス コーヒー ジャパンの発表会にて、水口貴文社長のプレゼンを取材してきたのですが、水口さんはとても素敵な笑顔でお話しされていました。見ているこちらまで幸せな気持ちになってしまうような笑顔でした。
特に印象に残ったシーンがあります。ご自身のプレゼン直後、次のプレゼンを緊張して待つデジタル戦略本部本部長の濱野努さんを気遣い、入れ替わる際に肩をポンと叩いて送り出すシーンです。さらに、濱野さんとの質疑応答では、自分が話し終わってもマイクをすぐ手渡せるよう、濱野さん側に準備して待っている姿も印象に残りました。この日、水口さんは常にニコニコと笑顔を絶やさず、ちょっとした動作も丁寧で、周りに対する配慮から優しい人柄が伝わってきました。
「人前に出たからやっている」というようなわざとらしさがなく、すべて自然。素晴らしいと思いました。
たくさんのプレゼンを見てきましたが、90%のビジネスパーソンには笑顔がありません。
企業のトップでさえ、会見後のフォトセッションでカメラマンから「笑顔、お願いします!」と声をかけられても、ひきつった表情の方を多く見かけます。笑っているつもりでも笑って見えないのです。
皆さんもぜひ、笑顔を出してみてはいかがでしょうか。
詳しい水口社長のプレゼン分析記事はこちらにありますので、ご興味ある方はぜひご覧下さい。
スターバックス水口社長のプレゼン分析「天性の笑顔で空気を和らげる技術」
月刊『広報会議12月号』にも掲載されています。
■Facebookページ「次世代トッププレゼン」で「いいね」すると、さらに詳しい情報をご覧になれます。