【ボイトレまとめ 6】あっという間に響く声になる「共鳴」
小さな声でも声が響くようになるためには、鼻の下の筋肉を鍛えます。
鼻の下の筋肉、「鼻中隔下制筋」を鍛えることで共鳴を最短で得やすくなります。
★★★ 共鳴のための鼻の下筋トレ ★★★
(1)左手親指と人差し指で鼻の骨をつまむ。顔の前で右手人差し指を真横にする
(2)真横にした人差し指を鼻の下に当てる
(3)人差し指は固定し、鼻の下を伸ばしたり戻したりを30回繰り返す
☆ポイント:鼻の下を伸ばしたときの見た目は豚鼻のようになります。グイグイと力強く行ってください。
★★★ 共鳴ハミング ★★★
(1)小鼻の脇を両人差し指で軽くおさえる。
(2)口から大きく息をすう
(3)口を閉じて鼻から息を流し、息に「m~」を混ぜながらハミングする。
ポイント:鼻のあたりが「ビーン」と振動する感じがします。または、携帯のマナーモードのような音がします。息を吸うときに下腹を張り、ハミングしているときも下腹を意識して張ってください。
これで感覚をつかんで、鼻の下筋トレが進んでくると、手を離してもできるようになります。
そうすると、共鳴を得た状態で発声できるようになります。
★★★ ngトレーニング ★★★
(1)「ア」の母音を発声するときのように口を開ける。
(2)(1)の状態のまま息を吸う。
(3)吸い終わったら舌の奥を上顎につけ(鼻濁音を発声するときの口のポジション)鼻だけで息を吐く。「シュー」と軽い摩擦音がするように。
*ポイント:息をはくとき、下腹を張りながら横隔膜をしっかり使うようにしてください。
(4)鼻からはく息に声を混ぜ、[ng]「ん~~~」と発声する。口が開いた状態のハミングだと思ってください。
*ポイント:小鼻の脇を両人差し指で軽くおさえるとビリビリと振動します。鼻の下筋トレが進んでくると指を使わなくても振動するようになります。
(5)(4)をしながら、上顎につけていた舌を下げていき「ん~が~~~」と発声(ロングトーン)します。コツは舌を少しずつ下げること。音をよく聴いて[あ]になっても[ng]の響きを残すようにしてください。響きが大きく変化してしまったら失敗です。何回かやっているうちに鼻のあたりで響いているのを感じられるようになってきます。
(5)これを様々な音の高さで練習してみてください。
****おしらせ****
2015年4月6日(月)の「オルタナティブ・ブログ」と「誠ブログ」統合に向け、4月1日(水)から4月6日(月)までエントリーができなくなる関係で、予約にて記事を投稿させていただいております。この機会に「ボイトレまとめ」を行います。トレーニングにお役立てくだされば幸いです。