【ボイトレまとめ 12】ボイトレの道具箱
ボイストレーニングといえば、トレーニングの技術ばかりに気を取られてしまうものです。
声帯はデリケート。コンディションにも気を遣います。
本日は、声帯のために、日常ちょっとしたことで出来る管理方法をお伝えいたしましょう。
声帯のコンディションを崩す最大の原因は乾燥です。
そこで、
・暖房している部屋ではこまめに水分を補給する
・加湿器を使って湿度を保つ
・飛行機やホテルなど乾燥しやすい場所ではマスクをかける
・喫煙は声帯が乾燥する原因になる
などして気を遣います。
声帯の酷使が声帯を痛める一つの原因にもなります。声帯を休めるコツをご紹介しましょう。
・カラオケをなどで何曲も連続で歌わない
・休憩しながらアメを口にする
・セミナーなどで講演する機会の多い人はビデオを使ったプレゼンテーションを組み合わせるなどして声帯を休める時間を作る
そして他にも、声のコンディションを整えたり、ボイトレのための道具箱をご紹介しましょう。
■道具箱その1:アロマディフューザー
自宅では、寝るときに加湿器をかけたいのですが、市販の加湿器で結露が出てしまったことがありました。そこで使ったのが超音波アロマディフューザーです。枕元におけば良い加減で加湿してくれます。結露も出来ません。アロマを入れずに水のみで使っています。
■道具箱その2 森川 プロポリスキャンディー
うがいやアメなどにも気を遣っています。
私の気に入っているアメは「森川 プロポリスキャンディー」で、口にするとぴりっとしますが調子が良くなる感じがします。
■道具箱その3 骨盤ベルト
良い声を出すためには、横隔膜を使えるようにすることがとても大事です。
また、よりしっかり横隔膜を使えるようにするためには息をはくとき、発声するときに、出来るだけ下腹をへこまさないようにすることです。
できればへそ下9センチの場所にある「丹田」という場所を意識して張るようにするとよいでしょう。
常に丹田を意識するために、何かベルトのようなもので、丹田のある場所をギュッと支えて練習すると効果があがります。
私が気に入っているのは、こちらオカモトの骨盤ベルトです。
幅広で、安定感があり、ありえないくらいギュッとしめることができます。
■道具箱その4 ネックウォーマー
最近、春だというのに寒い毎日が続いていますね。
特に、夜寝ている間に首が冷えて喉が乾燥してしまうと、コンディションが悪くなりがちです。
私は、そういうときのために、寝るときに「ネックウォーマー」というものをしています。
冬寝るとき首を温めるために、タートルネックを着て寝たり、タオルを巻いていたりしていましたが、暑苦しかったり、朝までにとれてしまったりしていて、使い勝手が良くありませんでした。
しかし、このネックウォーマーは、筒状になっているものなので、朝までとれることもありませんし、シルク素材で通気性も良く快適に寝ることができます。
夏であれば、冷房の効いたところでの冷え防止にもなります。
私が気に入っているのは、薄地でマスクにも腹巻きにもなるカタクラシルクのものです。
■道具箱その5 内視鏡
声の仕事もしているので、声帯や喉の状態は神経質なくらい気になります。
私は、ちょっとでも違和感を感じたら、なるべく早めに行きつけの専門家に診てもらうようにしています。
といいますのは、声楽家で声帯結節の人が多いことがあります。
結節は喉を酷使することで出来てしまいます。
一度出来てしまうと治るのに時間がかかり、場合によっては手術をしなくてはならないところまで行ってしまうのです。
やはり気になるので定期的に内視鏡で声帯を検査するようにしています。
一回あたり約3000円くらいでしょうか。
鼻から通しますので、割と楽に検査できます。
たまに検査で確認しておけば安心して練習できますし、気持ち良く声も出せます。