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音楽家50人に一人かかる脳神経疾患「ジストニア」に希望の回復方法が

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「ジストニア」というピアニストに多い脳神経疾患があるそうです。

2014年5月29日日本経済新聞にて「脳神経鍛えリハビリ 手足まひなど治療に新風」という記事がありました。

ジストニアは、長い年月長時間の練習を行うことで脳に異常が起こり、指が曲がったままになったり、動かなくなってしまう怖い病気。音楽家の50人に一人がかかると言われていて、作曲家のシューマンも、過激な練習を行った結果、ジストニアになり演奏家の道を諦めてしまったのだそうです。


今までジストニアには、効果的な治療法なかったのですが、傷ついて動かなくなった神経の代わりに周囲の神経にその機能を担わせる「ニューロンリハビリテーション」という脳神経を鍛えるリハビリが注目されています。


     ・・・・・(以下引用)・・・・・

古屋准教授らが編み出したのは、頭の外側に電気を流しながら、健康な手と障害がある手を同時に動かすリハビリ。障害がある側が無理に動こうとして脳のバランスが崩れるのを電気刺激で抑え、回復を目指す仕組みだ。一週間に一度、一ヶ月程度繰り返す。
これまでにピアニスト10人に効果が表れた。6月以降、より大規模な臨床研究に着手する計画だ。古屋准教授によると、ジストニアだけでなく、脳卒中後のまひやうつ病に活用できる可能性もあるという。

     ・・・・・(以上引用)・・・・・


一般的には、指を動かすのは脳を鍛えることになると言われているのに、練習熱心な人ほどリスクが高いとは何とも納得がいきませんね。何事もやり過ぎは良くないということのようです。

最近,整体に行くようになったのですが、整体師さんによると「演奏する姿勢は身体にとっては最悪」だそうです。
ピアニストは特に真面目な人が多いですから、身体に負担をかけながらもついついやり過ぎてしまうのだと思います。
私は、一度腱鞘炎になって大変な経験をしてから、手の調子をみながらあまり追い込まないようになりました。つまり、力を抜くことも覚えたということです。

このニューロンリハビリ、開発が進んで、よりたくさんの方が回復なさると良いですね。

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